題名読書感想文:35 危ないニアミス
1ページもめくることなく、表紙の文字だけ見て読書感想文を完成させる、夏休みの宿題に追われる学生たちの最後の味方、それが題名読書感想文でございます。実際にそんなことして提出すると間違いなく先生に怒られるので全くお勧めいたしません。
今回のテーマは「下ネタにニアミス」です。人間、そんなつもりがなくてもそういう風に聞こえてしまうことを言ってしまったり、ウッカリそのものを発言してしまったりする場合が低確率ながらございます。そんな事故を何とか回避している題名をいくつか選んでみました。
今回は内容が内容でございますので、下ネタが苦手な方はお勧めできない状態となっている可能性がございます。以降をお読みになる際には、そこのところをご了承いただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
ちなみに、以前にも似たようなテーマで集めた題名がございますので、「自分そういうの全然平気っす」という方はよろしければどうぞ。
では、早速、本題に移ります。まずは「スイッチングコンバータ回路入門」です。
「スイッチングコンバータの基礎」という本もございます。
「共振形スイッチングコンバータの基礎」なんてのもありました。
どこがニアミスしているのか。「グ」を取ってしまうと大変な単語が浮かび上がってきてしまうからですね。「あれの回路なんか学びたいのか」「なんで入門したいんだ」と誤解してしまう題名になりかねなかったわけです。そもそもあれに回路があるのかという疑問はともかく。
「共振形スイッチングコンバータ」に至っては、あれをプルプル震わせるのかとという、更にひとつ乗っかった誤解をする余地が出てくるわけです。共振とあれが意外と相性がよかったために起きる誤解でございます。
ちなみに、スイッチングコンバータはスイッチングとコンバータに分けられるようでございまして、電子機器に電力を安定して送るための回路として「スイッチング電源」というものがあり、更にその中の基本回路として、ちゃんと電子機器が使えるような電気に変換する「コンバータ」があるとのこと。
こんな題名もあります。「ヒューマン・コマース」です。
先ほどのスイッチングコンバータは間に1文字入っていましたが、こちらは単語が組み合わさった結果、そのものが浮かび上がってしまったパターンです。ウルトラマンコスモスと同じ現象ですね。それゆえに「・」で区切ったのだと思われます。表紙では更に改行を施し、意地でもあれを連想させてたまるかという決意を強く感じさせるデザインとなっております。
ちなみに、そのものを意味する言葉として用いるのではなく、たまたまそういう文字列になってしまう単語の場合は放送禁止用語にならない場合がございまして、私もテレビやラジオなどでその手の単語を何度も視聴しております。鏡泊湖や漫湖のような地名がその最たる例でございます。
ちなみに私がメディアでその手の発言に遭遇した時、7割がたタモリさんがいらっしゃいました。とても嬉しそうにしていらっしゃったのをよく覚えております。
話を題名に戻しますと、コマースは「貿易」「取引」「通商」などを意味する言葉でございまして、昨今では「eコマース」などの言葉でも知られています。上記書籍の三木谷さんは、まさに日本のeコマースを切り拓いてきた方として知られています。
そのコマースにヒューマン、すなわち人間をくっつけた造語が「ヒューマン・コマース」だと思われます。
ちょっと異なる形でニアミスしている題名もございます。それが「おさんぽきのこ」です。
その昔、「さんぽ」という文字が書かれたのぼりが立っていたんですけれども、風に吹かれて裏返ったんですね。すると、「さ」が思いのほか「ち」に見えて、小学生だった私はとてもはしゃいだのを覚えております。上記題名でそれを思い出しました。
しかもきのこです。一瞬、意図してやってるのかなと思いましたけれども、それは私の心が致命的に汚れているだけで、一生懸命に題名を考えた結果、たまたま出来上がっただけだと考えられます。
続いてはこちら、「アブナイおふろやさん」です。
児童書ですので、そういう意図は全然ないんです。でも、「おふろやさん」に「アブナイ」をつけると、マジで危なく聞こえるんだなと、この題名で思い知りました。お風呂屋なんて大人も子供もみんな無防備な状態なんです。そこのスタッフが危なかったら、もう相当危ない。
ちなみにこのアブナイシリーズ、他にも「かえりみち」と「こうえん」がございました。どちらも危ない感じは充分に出てますけれども、やっぱり「おふろやさん」が最も危ない感じがします。是非とも安全性を確保してほしいところです。
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