自転車でスタジアムに向かいつつ、気になった場所へ寄り道する。~東京を知るための「道草サッカー旅」~
上京してから1年半が経つが、いまだに東京の街並みを全然知らないことに気づいた。理由は単純。仕事の日は職場と家を電車で往復するだけで終わってしまい、休日は家でゴロゴロしているため、ほとんど外を出歩いていないからだ。
もちろん、せっかく東京に出てきたので、都内を散策したい気持ちはある。気になる街もいくつかある。しかし、僕もりたくろうは超がつくほどのインドアなので、街を散策するためだけに家を出るのが億劫に感じるのだ。どうせなら何かの「ついで」に街へ出たい。
そこで思いついたのが、自転車を使ったサッカー観戦だ。
自転車であれば、スタジアムへ向かう道中、目に留まった場所や街に立ち寄って散策することができる。東京の街並みに触れられてサッカーも見ることができ、一石二鳥である。
早速僕は、自宅(板橋区)から遠すぎず近すぎない、適当な場所にあるスタジアムをいくつかピックアップ。その中で日程的にも都合の良かった等々力陸上競技場(川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ)に行くことを選んだ。
8月27日、天気は快晴。これ以上ない自転車日和である。気になった場所へ寄り道しつつスタジアムに行く「道草サッカー旅」が幕を開けた。
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