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【イベント振り返り】うみまちひろば in 大洗 supported by TODAI(2023年8月12日開催)

■うみまちひろば in 大洗 supported by TODAIを開催

「人と人がつながる×世界観をシェアする」をコンセプトにした、大洗発の場づくりプロジェクト「うみまちひろば」の第1弾となるイベントを8月12日(土)に開催しました。
大洗クエストの活動拠点である大洗町にて、「STREET FOOD AND COFFEE TODAI」の協力のもと、「はなす」「つくる」「あそぶ」の3つの要素を取り入れました。

イベント当日の様子をまとめたムービーを公開しましたので、ぜひご覧ください。

■写真でイベントを振り返る

会場の様子

大洗駅横にあるうみまちテラスにあるSTREET FOOD AND COFFEE TODAIさんのテラスと店内の一部を借りて、イベントを開催しました。

みんなの写真展

好きな大洗の写真を1人1枚投稿していただき、テラスに展示しました。

わたしの写真展

自分の個展を持つ感覚でペンネームとタイトルをつけて、展示していただきました。

大洗の魅力を発信するラジオ

当日のイベントの様子を中心に、大洗のもの・ひと・ことなどの魅力について発信しました。

うみまちひろばについて考える雑談会

「マイパブリックとグランドレベル」という本を題材に、3名の参加者とコーヒーを飲みながら、場づくりやひろばについてのイメージを深める時間にしました。

うみまちひろばをつくるワークショップ

大洗の事業者から提供していただいた再生可能資源や松ぼっくり、貝殻などの大洗の自然資源などを活用して、5名の参加者と自分なりにイメージしたうみまちひろばを工作しました。
ワークショップ後はどのようなイメージをしてつくったのか、何を表現したのかなどをみんなでシェアし合いました。

集合写真

最後は参加した全員で集合写真を撮って、ひろばの中で新たなつながりが生まれた瞬間でした。

■プロジェクトメンバーの感想

鈴木 斗樹(とっきー)

■第1弾イベントを開催してみて
私は今回のイベントで、主にひろばの入り口となる場所にて「大洗の魅力を展示する写真展」を企画・運営しました。
そこで感じたこととして、ひろばの前を通る方たちが「何してるんだろう?」と展示に興味を示してくださり、そこから自然と会話が生まれていました。「これからここに行こうと思っているんです」「大洗にこんなところあったんですね」 「これはどこにあるんですか?」といった会話があって、大洗の魅力を共有・表現するだけでなく、人との出会いを創出する方法として、「写真展」はとてもいい取り組みだなと認識することができました。
一方で、写真をSNSなどで事前にどのように集めるかは難しさを感じました。今後は写真展に限らず、「うみまちひろば」のコンセプトにどのように共感してもらい、ひろばでの楽しみ方をどのように伝えるかが大事で、「うみまちひろばに行ってみよう」という気持ちになってもらえるかをもっと考えていきたいと第1弾のイベントでした。

■うみまちひろばの今後に向けて
今回、ひろばの場所をSTREET FOOD AND COFFEE TODAIさんにご提供いただき、「うみまちひろば」の第1弾イベントを開催することができました。
プロジェクトをキックオフしてから、メンバー同士で0からコンセプトを考えたり、イベント案をどうするかいろいろ意見を交えながら進めてきました。まずは、第1弾のイベントを無事に終えることができてほっとしながらも、次はどんなことができるだろうと思い始めています。
もし次に開催する場所が変わると、会場の雰囲気も、その周りの環境も、ひろばに集まる人も、ひろばで表現する人も変わるはずなので、また違った「うみまちひろば」を表現することができるんじゃないかなと思います。それを一つの楽しみに、今後のうみまちひろばプロジェクトを進化させていきたいと思います!

坂本 大志(もこ)

■第1弾イベントを開催してみて
今回のイベントで、田中元子さん著書の「マイパブリックとグランドレベル」を題材としたワークショップを企画・運営しました。この本は、私が「"まちづくり"ってなんだろう?」とモヤモヤしていた時に「そうだ!これがしたいんだ!」と気づかせてくれた本です。
今回のワークショップでは、著者の考え方を紐解きながら、まちづくりに対する考え方を整理していきました。参加していただいた方々とイベント前半の雑談会ではそれぞれの捉え方があることがわかり、イベント後半のワークショップではその捉え方を「ひろば」という形で表現しました。それぞれの「ひろば」があり、感動・感心の連続でした。イベントを企画運営した立場でありながら、一番楽しんでいたのは私だったのかもしれません..笑
それと合わせて、「まちづくりに対して何かアクションを起こしてみたい人へのきっかけづくり」という側面も持ち合わせていました。私が表現したかったマイパブリックがまさにこれです。「まちづくり」や「地方創生」といったワードは、側から見るととても難しいことをしているのではないか?と見えてしまうと思います。
私が今年の1月に、一般参加者として「Create Owarai」というまちづくりプログラムに参加した時も、自分の中ではかなりチャレンジングな出来事でした。Create Owaraiへの参加を経て、4月から大洗クエストのメンバーとしてジョインしたのですが、Create Owaraiへの参加がなければ今の活動ももちろんありません。
やってみないとわからない。だからこそまずは「やってみる!参加してみる!」というハードルを下げたかったのです。事実、参加した方から「まちづくりに関わる第一歩になれた」という感想を頂けたことは非常に嬉しかったですし、今後もこの活動を継続していきたいなと思いました。

■うみまちひろばの今後に向けて
この活動をいろいろな地域や場所で行いながら、誰かの「まちづくりに関わるきっかけ」となれたら嬉しいです。参加する人、開催する場所、時期、時間帯などなど・・・いろんな条件で行うことで得られるものがたくさんあると思うので、
いずれは「うみまちひろば」で生まれた新しい「ひろば」を皆さんと共有できたらいいなと思っています。

萬里小路 忠昭(までさん)

■第1弾イベントを開催してみて
大洗クエストを結成して約1年半が経ち、一つずつテーマやコンセプトの異なるプロジェクトを立ち上げて、イベントやプログラムを企画運営してきました。この「うみまちひろば」は、昨年度実施したまちづくりプログラム「Create Owarai」に参加した場づくりをテーマにしたチーム「交茶点」の最終成果物をベースに、大洗クエストでアップデートしてプロジェクトとして始動しました。
プロジェクトのコンセプトを考えている中で、『この"場"というのは誰がつくっていくものなのか?』という「主語」や「主体」についての問いと向き合いました。その答えは自分たち自身の価値観や行動にあって、私たち大洗クエストは「組織」ではなく、「個人」を主体として活動しています。
なので、一般的なイベントを提供する人(主催者)とそれを受ける人(参加者)という線引きを持たず、自分たちが好きなことや表現したいことをやるという姿勢で第1弾のイベントは開催しました。何かを提供しなきゃ、参加者を楽しませなきゃ的な主催者意識ではなかったので、純粋に表現者として楽しむことができました。この感覚を持てたことが個人的な一番の成果でした。

■うみまちひろばの今後に向けて
私は大洗クエストのメンバーとして、さらに大洗町の地域おこし協力隊として、行政事業や地域づくりに関わる中で、一人ひとりの「個人」の持つ力をどのように最大化できるかに今、とても関心があります。それを実現するためには、特定の誰かしか参加できないクローズドな場ではなく、誰でも気軽にふらっと参加できるオープンな場であることがポイントです。
ここでは自分の好きなことができる、やりたいことを表現できる場であるという意識を持つことができるまちが今後、安心して暮らせて、持続可能性のあるまちづくりが行えるんじゃないか、そういったオープンな場をつくることができる事業者やお店が今後、経済的に成長し、社会的に評価されていくんじゃないかと思っています。
このうみまちひろばプロジェクトを通して、広く大洗クエストの活動を通して、そういった考え方を伝えていく、共感する人たちとオープンな場を共創していくことができたらいいなと思います!

■大洗発の場づくりプロジェクト「うみまちひろば」

「人と人がつながる×世界観をシェアする」をコンセプトにした「うみまちひろば」は、行政や企業だけに依存したまちづくりではなく、個人が主体的に参画するまちづくりを実現するべく立ち上げた大洗発の場づくりプロジェクトです。「うみまちひろば」を通じて、町内に住む人と町外に住む人が出会う場や一人ひとりが自分の好きなことを表現する場の創出を目指して取り組みをスタートしました。

私たち大洗クエストは、個人の集まり(関係人口)として大洗の地域づくりに関わっています。メンバー全員が大洗町外に住みながら、普段は全く違う仕事をしています。そのため、一人ひとりの特性や価値観を尊重しながら、「各々が好きなことをやる」「自分ができることをやる」という自発性を原点に活動をしています。その経験をベースに、うみまちひろばの展開を通じて、「あつまる→かかわる→つながる→はじまる」の4つの動詞が自発的に生まれる循環をつくることで、個人を主体とした持続可能性の高いまちづくりを目指していきます。

「うみまちひろば」は特定の場所に展開するのではなく、その場所の特徴に合わせて、いろんな場所で多面的に展開していきたいと考えています。場所の利活用に困っている・場所をもっと有効に活用したいと考えている方にご協力をいただき、うみまちひろばのコンセプトに共感し、個人が主体となる場づくりを目指したい方が集まって、このプロジェクトを盛り上げていけたらと思っています。

(今回のイベントに関わった大洗クエストメンバー)

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