さくらと母
実家で飼っているポメラニアンのさくらが、最近ゼーゼー言うので病院に行ってきた。
病院で診察してもらい、念のためレントゲンも撮ってもらったが、特に問題なし!ポメラニアンは気管が弱いらしいので心配だったが一安心。一応、1週間分の薬をもらう。
母に薬のあげ方を教えてみる。わかりやすいようにいなばちゅーるに薬を混ぜてあげるようにして、詳しく紙に薬のあげ方を書いて帰る。
夕方に、心配なので母に電話する。
「ちゃんと、薬あげれそう?」
「あぁ、お父さんの七回忌やね」
「いや、あの、さくらの薬」
「明日、お寺さんに行くわ」
「・・・」
無理っぽいので実家に車を走らせる。
改めて薬のあげ方を聞いてみるが、すっかり忘れている。やはり、母には難しかったかー。いなばちゅーると混ぜる方法は断念して、単純にエサに薬を混ぜるようにしてみる。念のため、母に聞いてみる。
「お母さん、エサはわかる?」
エサを探す母。
やっぱり。。。
紙に「エサに薬を混ぜる」と書いたが、母は、どれがエサで、どれが薬かがわからない。僕らの常識が母にはわからない。
「ごめんな。私、アホやから。ハハハ」
笑ってる場合か!笑
まあ、病院では異常なしと言われたし、大丈夫かな。。
さくらはかわいそうだが、今は、母の自由にさせることが母にとっても僕にとってもいいかもしれない。ムキになって理解させようとするとお互い疲れてしまうので。
このまま、元気になってくれますように。母もさくらも。
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