【帰国後日記12/27】40カ国の数百人と交流したからって何なんだろうってずっと思ってた話
相手から聞かれない限り
「40カ国の数百人と会話した」
なんて話は、わざわざそこまで関わりのない人に
話さないんですけど、学部の授業で会話が弾んだ流れで言ってみました。
その時に、
「えー、40カ国の数百人と交流って、
すごい人生観変わりそうですね」
と言ってくれた人がいました。
そこで、帰国後のモヤモヤの正体は
まさにそれであることに初めて気付きました。
40カ国の数百人との交流を通して、自分の常識が相手に通用しないことを何度も経験し、
「それぞれの国や組織にあるべき姿があるだけで、世の中に絶対的な正解はない」
と学びました。
でも帰国後、自分の正しさを振り回して
他者を否定する人と出会う度に、
「何でこの人は自分が1番正しいと思って生きてるんだろう?」
「何でこの人は世の中のそれぞれの人がいろんな事情を持って生きていることを想像できないのだろう?」
と怒りにも似た疑問を覚えてしまうように
なってしまったことが1番のストレスでした。
これは、自分が最早非常識なほどに
留学で多すぎる価値観を学んでしまい、
それが特殊な例であることを
自覚出来ていなかったせいです。
つまり、私も私で、
「みんなが他人の事情を想像するべきだ」
という自分の中の正しさを他者にかざしている
傲慢さに気づいたのでした。
自分を他者にわかりやすく特徴づけるために
改めて数え直してみたら「40カ国の数百人」と
交流していたことに気づいただけであって、
「40カ国の数百人と交流したぐらいで、
だから何なんだろう?」という思いに
悩むこともあったのですが、
きっとこの交流によって知らぬ間に
人生観も変わっていたのだと気づいたのでした。