日本人の物理的・心理的な壁
こんにちは!
筆者は8月上旬に、スタンフォードのデザインシンキングを学ぶ短期留学プログラムに参加しました。
参加者は全部で8人で、他の参加者もみんなアジアの国から来た人たちでした。
日本生まれ日本育ちの日本人は私だけだったのですが、日本に留学生として数年間滞在している人が3人いました。
そこで日本人について話すことになった時、
「日本人は友達同士でも結構物理的・心理的壁を感じる」という話をしてくれました。
例えば、高校から大学までの計6年間
日本に住んでいるタイ人の女の子の話では、
日本人とは仲良くなるのに時間がかかるし、
仲良くなったとしても距離を感じるそうです。
「タイだと友達には最初から心をオープンにして世話を焼くのね。だから、友達になって間もない人を家に招待するのも普通。だけど、日本で会って間もない大学の友達に『うちん家おいでよー!』って言ったら断られてびっくりした(笑)『いや、いい』って言われて(笑)」」
と言っていました。
厚意を拒否されるように感じるのって、
結構ショックだろうな〜と思います。
ただ、日本生まれ日本育ちの日本人の感覚的には
確かに「家に人を呼ぶ」というのは
例え友達でもそこそこ特別なことで、
頻繁には起こりにくいイベントな気がします。
これは、日本独特の「内と外を分ける」文化が
原因な気がします。
靴を脱ぐことで内と外を分けて、
完全にリラックスできる「家」という砦は
自分自身や身内のための空間であって、
容易に他者を入れる空間ではないということです。
と、私が考えた理由は、高校生の時に
学校の教科書か塾の教材で
「ウチとソト」の感覚についてを
扱った文章を読んだことがあるからです。
(細かい内容は忘れてしまったし、タイトルを忘れてしまって見つけられないので、もし知っている方がいらっしゃったら情報をくださると幸いです。)
この「ウチとソトを分ける」日本文化が
日本人の持つ心理的・物理的な壁の正体
なのではないかと考させられた
アメリカでの出来事なのでした。
本日もご覧頂きありがとうございました!
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