金欠なのにiPadを買った。

買ってしまった。
iPad（第9世代）を。

機械音痴にも関わらず。

もちろんスペックは低いものだ。

それに加え純正のApple pencilと
どこか知らないメーカーの安い
ワイヤレスキーボードを購入した。

これらの合計は5万円ほどだった。
非常に大きい買い物である。

このiPadを買った目的は以下の通りだ。

大画面で動画を見る。

noteを外出先でも打てるように。

iPhoneの利用時間が多いため、
重いiPadに変えて
持ち運びを悪くし、
勉強時間を増やそう。

ということが主な目的であった。

そして1ヶ月ほど経った頃、ようやく自分の元に届いたとき何もしていないのに大量の経験値がもらえた気分になった。それと同時に買ったことを誰かに言いたくなってくる。

そこで買ったことを何人かに話してみた。だが話してみるとなぜ買ってどこで使うのかということは当然聞かれることであった。その時に僕が言った理由というのは先程の目的に挙げた3つのうちのどれでもなく学業や研究に使いたかったからと言っていた。

なぜそんな嘘をつくのか。
理由は一つである。

別にiPadが無くてもできることだからだ。

電子書籍や動画はiPhoneでも見ることができ、勉強時間を増やしたいのならiPhoneに制限をかければいい。そもそもnoteに関しては外出先で書くことはない。

つまり僕にとってiPadが絶対に必要不可欠なものでは無かった。冷静に考えたら別に我慢できる買い物なのだ。それにも関わらず購入したのだ。金欠に陥るとわかっていたのにも関わらず。

だが使い始めるとやはり便利である。iPhoneとは比べ物にならないほどよく映像を見ることができるし、文字も大きく読みやすい。本体がiPhoneに比べて重いため、1日中使うということもない。今この文章もiPadに繋いだワイヤレスキーボードで打っている。一応買った目的通りに使うことができている。しかし先週までこれだけのために5万円支払う価値があったのかと聞かれると正直微妙な気持ちであった。

そんな中とある機能が使えるようになってから使い方が変わり始めた。

マルチタスク機能が使えることを知ったことだ。

この機能を使えることを知り、基本的なことであったらPCでなくiPadで十分使えることができるのではないかと思うようになってきた。その時僕の中で一つの可能性が浮かんだ。

Microsoft 365を利用できるのでは？

僕にとってMicrosoft 365は大学生活にとって筆記用具よりも大切なものである。これが使えれば実質これからiPadだけを大学に持って行くだけで済むことになる。そして見事使えることがわかったとき、すぐに大学のアカウントで登録し、利用を開始した。これで恐らく簡易的な資料作成なら問題なく使うことができるのなら、研究の時に相当買ってよかったと思えるものになる。

そう思いながら初めてiPadを
持って大学に行き研究を行った。

一応使えなかった時のことを考えPCも持っていったが。そしてその結果iPadでメモやword、エクセルなどを併用しながら行うことができ研究を効率化することができた。

そしてその光景を横で見ていた教授までもがiPadを欲しがるようになっていた。どうやら自費で購入するらしい。この時点で5万円のうち2万円ほどの満足感であったiPadが一気に4.5万円ほどの満足感まで上がっていった。

残りの満足感はApple pencilを使いこなせるか否かにかかってくる。今必死にどのような利用価値があるのか検討中だ。恐らく絵は描かないのでそれ以外の文字を書く分野で利用することになると思うだろうが。

最後になんだかんだで
意外と今回の買い物には
満足している自分がいる。

というかほぼほぼ高い買い物をした時に100％ではないものも満足しない自分はいないという方が正しいのかもしれない。

今回は予想外のところで大きな役割を果たす機能を見つけることができたからだが、この機能を見つけられなくても不満足になることはなかったと思う。

しかし金欠になったのは間違いのないことである。そんなことを思い始めていた同時期にどうやら濃厚接触でバイトに出られなくなった人がいるらしい。そこにシフトを入れるだけ入れて少しでも金欠を解消しようと思う。

読んでくださりありがとうございました。

（2022/02/20）