ドイツのプロテインビールを飲んでみた
こんにちは、Shootです。
今日はドイツにはプロテインビールが存在するということを、そして実際に飲んでみた感想をシェアしたいと思います。
経緯
ここ最近健康食品のスタートアップについて調べていました。
そんな中、ずっと抱いていた「居酒屋でお酒の代替として栄養補強できればいいのに」という想いに答えうるプロテインビールを発見。
少し調べてみると、販売しているメーカーはドイツ・ハンブルクのスタートアップ。それも世界初だそう。
ビール大国ドイツで生まれるべくして生まれた異例のコラボですね。
会社のストーリーを読んでいくうちに興味深いなと思ったので、実際に飲んでみて感想をシェアしようと思いました。
JoyBräu プロテインビール誕生ストーリー
JoyBräuは世界で初めて(アルコールフリー)プロテインビールを販売するドイツのスタートアップです。2016年にハンブルクで2人の創業者によって誕生しました。
アイデアが生まれたのは2015年夏、創業者の1人であるエリック海外赴任していたシンガポールでした。
彼は仕事の傍ら、毎日トレーニングに励んでいましたが、そこはシンガポール。夜、自宅のソファでくつろいで過ごすということは滅多になく、仕事を終えると筋トレ、プロテインシェイク、その後バーへ行くというのがルーティンになっていました。
その頃、創業者のもう1人トリスタンも仕事で東南アジアに出張していて、週末は定期的にシンガポールに来ていたといいます。
ある晩、アパートメントの屋上テラスでビールを飲んでいた時に放ったエリックの一言がきっかけでストーリーは一気に動き出します。
「そもそもトレーニング後に罪悪感無くビールが飲めたらどれだけクールだろうか」
それから骨の折れる商品開発が始まります。ドイツへ戻り、まずは自分たちで5kgのプロテインと25lビールを混ぜて試作品を作ってみるも、このアイデアは考えていたよりずっと難しいということに気が付きます。
しかし、ここはビール大国ドイツ。醸造所が至る所にあるのだから彼らのアイデアに協力してくれるところが見つかるだろうと2人は全国を飛びまわりました。
最終的にこの複雑の開発に協力してくれる最高のパートナーを見つけます。それがベルリン工科大学の醸造・飲料技術学科でした。
彼らは多くの困難を乗り越え、2017年遂に飲みやすい味や高プロテイン含有量、アミノ酸のPH値など全ての条件を満たした試作品が完成。約2年半を開発期間に費やしました。
そして、翌年2018年2月にようやく市場に出すことに成功します。
Von der Schnapsidee zum Proteinbier - Unsere Story
ビールの味
さて、今回記事を書くにあたって、グレープフルーツ風味の缶ビールタイプを購入しました。
商品展開はご覧の通り、味は2種類で瓶タイプが基本です。
値段は僕の購入したものが6缶で14,99€なので1缶0.33lあたり2,70€。ビールが非常に安く手に入るドイツでは高価格帯ですが、日本の感覚だとそれほど高くはないかなという印象です。
そして、肝心の味ですが、さっぱりしていてとにかく飲みやすいです。
グレープフルーツ風味ということでフルーティーさと多少の苦味もあります。
何よりプロテイン特有の甘ったるさを全く感じないので、プロテインを定期的に摂取している人には口直しとしても最高です。また、食事と一緒に摂取できるのは画期的。
1缶あたりプロテイン21g、BCAA10g、さらに無添加なのが特徴です。
まとめ
今回はドイツのプロテインビールを紹介しました。最初にその存在を知った時は絶対に合わない組み合わせだろうと思っていましたが、実際に飲んでみると想像していたプロテインパウダーの味は一切せず、ライトなビールそのものだったことに驚きました。
余談ですが、創業ストーリーを読んでいて、エナジードリンク大手レッドブルもきっかけはアジアだったことを思い出しました。新しい需要を創るという部分も重なります。
最後にこのプロテインビールが日本の居酒屋にあったら、特に社会人トレーニーはめちゃくちゃ嬉しいのではないかと思っています。特別な時を除き、惰性でこだわりなくアルコールを注文するなら、パフォーマンスを低下させるどころかリカバリーするプロテインビールを頼みたい筆者であります。
可能性しか感じないのですが、実際そのような考えの人は何割くらいいるのでしょうか。気になるのでご意見あればお気軽にお願いします。
それではまた!
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