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椎間板性障害

椎間板性の疼痛や障害の症例は、特に腰椎に多いイメージです。
まとめてみました。

参考引用

成田崇矢編集. 脊柱理学療法マネジメント機能障害の原因を探るための臨床思考を紐解く. メジカルビュー社, 2019.

椎間板性の疼痛

椎間板性の疼痛は
・線維輪
・髄核
・椎体終板の神経終末
が刺激されておきる疼痛です。

椎間板は
・洞脊椎神経
・交感神経幹
に支配を受けています。
線維輪の外側1/3、前縦靱帯、および後縦靱带に 、神経線維と感覚受容器が分布しています。
また、変性の過程で感覚神経の自由神経終末が、変性髄核に侵入することも報告されています。
変性椎間板内でははさまざまなサイトカインが産生されており、これらが自由神経終末を刺激することにより疼痛が惹起されるとされます。
椎間板変性の進行に伴い隣接する椎体終板に炎症が波及すると、椎体終板軟骨の感覚神経が刺激され、疼痛が増強します。

一方で、椎間板は青年期から病理変化が始まっているため、腰痛と椎間板変性には関連がないとする報告もあります。
ただ、急性腰痛と椎間板損傷の関連を示唆する報告も存在します。
実際のところはどうなのでしょうか。


椎間板の障害というとヘルニアを思い浮かべる人も多いかと思います。
別でヘルニアに対してはまとめたいと思います。

ではでは。

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