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前腕 生体力学

肘関節と密接に関係する前腕の生体力学をまとめました。

参考引用

坂田淳編集. 肘関節理学療法マネジメント機能障害の原因を探るための臨床思考を紐解く. メジカルビュー社, 2020


前腕の特徴的な動きとしては回内外が挙げられます。

回内外は近位橈尺関節及び遠位橈尺関節で行われます。前腕回内・回外の運動軸は橈骨頭と尺骨頭を通ります。回内時尺骨に対し、橈骨は近位に移動します。


また、前腕回内に伴い
腕尺関節:尺骨の内旋、外反
近位橈尺関節:橈骨頭の前方、外側偏位
遠位橈尺関節:尺骨頭の後方偏位
といった副運動も生じます。

前腕回外可動域は
肘関節伸展位:回内可動域が大きい
肘関節屈曲位:回外可動域が大きい
という特徴があります。


前腕の回内外は、日常生活上でも自然と行っている動作ですが、橈骨及び尺骨で異なった動きをしていますね。コーレス骨折の方なども制限されやすい印象です。

ではでは。

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