【散文詩】まんまで

目覚めの挨拶

施錠の確認から追いつく階段

川沿い駅まで歩く

別れてターミナル

背伸びして背中を追う

ひとり乗り込む満員電車

思い出す瞬間もないがむしゃらに

それでも会いたい気持ちがネオンを潜って先走る