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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿238



第237回から続く


米銀は商業用不動産ローンの処分に躍起



ブルームバーグ記事の引用です。

・「ボウマンFRB理事、追加利上げが必要になる可能性を改めて示唆」


・「「今打撃を受けた方がまし」、米銀は商業用不動産ローンの処分に躍起」

金利の上昇というのは、やはり、PEマルティプルクレジットスプレッドに打撃を与えると思っています。PEの拡大ゲームをやってきましたが、それにほころびが出るのでは?と考えております。

*クレジット・スプレッド~債券の債務不履行(デフォルト)リスクに応じて上乗せされる金利のこと。債券の発行体の信用力が高ければクレジット・スプレッドは小さくなり、信用力が低ければ大きくなる。(野村証券からの引用)

少なくとも5%程度の調整期待


過去のこの寄稿で述べて参りましたが、3~5%くらいの調整であれば、いつそれがあってもおかしくないと考えて参りました。8月4日金曜日のマーケットが終えた時点で、S&P500は、2.4%調整した形になっていました。その8月4日の日中、ザラバ、アメリカの株式市場、雇用統計発表後、ダウ、S&P、ナスダック、インデックスは、プラスで推移していましたが、それがザラバ途中から、マイナスに転じて、引けは総じてマイナスでした。こういう動きをする時、この動きを見た時に、僕は、まだ、調整途中、調整が終わり切っていない、と考えておりました。ですので、月曜日新しい週がやってきて、マーケットがプラスで推移しても、特に何もしない、と、もともとこの週末から思っておりました。よって、ショートのまま、そこからは何もしておりません。心の中で、まずは、”まずは”、少なくとも5%程度の調整期待から、と思っておりますがゆえです。

アメリカの多くの専門家の間で、そして報道などで、
頻繁に最近、「An 'immaculate disinflation' 」という言葉が使用されます。
第2四半期における”欠点のない、シミひとつないディスインフレ”というニュアンスですかね。
まあ、この寄稿でも、グールズビーシカゴ連銀総裁の言葉を引用して述べてきました、黄金の道~golden path、こちらと合わせまして。
昨今のシミひとつないディスインフレに向けての黄金の道。

グールズビー    シカゴ連銀総裁


インフレぶり返し


ですから、7月のCPI(米消費者物価指数)を8月10日木曜日によく見て、それから次、8月のCPI(米消費者物価指数)の数字もよく見てみましょう。もちろん、その間に、ジャクソンホールもございます。
この寄稿で述べております通り、インフレぶり返し、再加速の懸念がエネルギー価格、原材料価格の上昇などから危惧されてもいるわけですから。

僕は、暴騰、暴落という大きな言葉の前に、まず、乖離が広がりすぎれば修正、是正される。バラ色のシナリオにほころびが出れば、それは、そのほころんだ分、少なくとも修正されると考えており、その乖離や、ブレ、の修正を観察すること注力しています。

8月というこの「時」、よく見てみましょう。



第239回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

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