エッセイ:メンヘラと性別

私はこの性別が嫌いだ

  私は遊戯王が好きって言ってる時点でおおよそ予想はされてる通り、身体的性別は一応男である

今回はそんなお話

私は物心ついた頃から今で言う"トランスジェンダー"というもの、だったのだろう。周りから求められる男らしさに嫌気が差していた。

「男らしくしろ」

その言葉が嫌だった

その頃は単純に疑問として「なんで?」と思ったが、聞いてもろくな答えが貰えなかったからそれ以降聞くのをやめた

中学の終わり頃に私は、初めて男の人と付き合った。

ほんとに、最初は遊びのつもりだった

でも…自分が女として扱われる事、大切にされたり、そんな自分を認めてくれた事に胸が苦しくなって締め付けられるような思いになり、気づいた時には泣いていた。

嬉しかった、周りも自分もその事を"変"だと思わせられてたから、初めて認められたから、心底嬉しくて目を腫らせるほど泣いた。

今でこそ認められはするものの、しかし精神病の一種で性同一性障害とも名前がつけられている事実こそ現実、更には男として振る舞わなくてはならない場面がある苦しさや、彼氏が不幸に巻き込まれた辛さ、先の未来に対する漠然とした不安や、男としての自分に対しての期待が

ひたすらに重く、メンヘラを悪化させて加速させる

今日もまた腕に3本の紅い横線が増える

同情が欲しい訳でも無く、ただストレスのはけ口としての独り言かもしれないし

あるいは、似た境遇の人同士で傷を舐め合うために

また今日もメンヘラ気分で筆を走らせるのでした

ほぼ殴り書きだけど、見てくれた人はありがとう!
それだけで少し、私自身が浮かばれますっ


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