誰も君を知らない


「私の事どうして分かってくれないの?」

って言うセリフ。
実際に言ったこと、言われたことがある人もいるのではないでしょうか。

先に書いておきますがこの話は、めんどくさい恋愛から逃げたいとかっていう話ではないです。
恋バナが聞けると思った人は回れ右でお願いします。


たまに友達と喋ってて、
「あ、実は俺、この人のこと全然知らないな」
って時があるんです。

みんなにも考えて欲しい。何年も関わってきた友達の好きな食べ物とか、知ってます?

男なんて、友達のパーソナルな部分なんて基本的に興味が無いので、僕は基本的に知りません。
好きだけど興味が無いってのはあるんですよ。

でもね、デートとかしてたらきっと聞くじゃないですか。色んなこと聞くじゃないですか。
好きな食べ物、好きな音楽、映画、タイプとか。
家族構成とか、未来の話とか。

知った気になっちゃだめですよ。
知れるわけないんだから。

人間、自分以外の誰かのことを完璧に知ることなんて不可能なんだよなって、気づきの話。

どんなにその人の生き様を知ってもその人の感情は共有できないし、伝えてくれても体験はできない。

それに加えて、人間は自己呈示する生き物なので、恥ずかしい部分は隠したり、他人の前では少し飾ってみたりする。

じゃあキリがない。自分以外の誰かのことなんて、知る由もない。


これはちょっと、寂しいなって思いました。

「君のことをもっと知りたい」

に限界があることに気づいてしまったから。

つまり、相手の知ることのできない部分を知ろうとすると人は、限界のあるはずの浅い沼に深く入り込んでしまう。

あれ、恋愛の話になってきた??
難しい話を始めちゃったもので、終わり方に困ってます。

僕は、なんだか寂しいよねってことを伝えたかっただけです。

でも、自分のことは知って欲しいなとも思います。
できる限りは。

だから隠し事もしたくないし、自分のことは沢山教えてあげたい。

なにも隠さなくていい生き方をしたい。

「僕の事、分かってくれてもいいよ?」




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