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統合失調症という脳。

僕は言葉を出さなくても、人に僕の考えを伝えられる。

それが僕の長所で短所。

秘密にしたい事さえも、彼女に伝わってしまう。

僕はだから彼女と話す時、必要以上に緊張している。

僕の考えが彼女に伝わってしまうからだ。

僕は彼女の前に只立つだけで、でくの坊のようおになってしまう。

僕の言葉は全くの無力となる。

僕は自分の心を全て見透かされているが、僕には彼女の気持ちなど全く分からない。

彼女の気持ちも分からない。

彼女はすぐに僕の発した言葉をスルリと滑り抜けていく。

彼女の心は、いつも霧模様。

僕の心には、いつも嵐が吹き荒れている。

僕がどんな言葉を使ったとしても、彼女は僕の心を簡単に読めてしまう。

僕の言葉は滑らかな自然水のように、彼女の心にスルリと入って行ってしまう。

僕の心はいつも無防備。

だから僕は彼女に嘘は吐けない。

僕は彼女を愛している。


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