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オンライン化に影響するなにか(9)

沈黙したとき不安になりませんか?

今年はアタリマエが大きく変わりました。
以前なら、お客さんが誰もいないレストランを見ると、美味しくないのかなと思って避けていた人も、ソーシャルディスタンスが取れる距離として喜んでいます(友人の事例)。マスクをせずに歩くと、二度見されることもあります(わたしの事例)。

オンラインにも似たようなことがあります。会議の沈黙が一定以上続くと、通信障害を疑ってしまうことです。「あれ?聞こえてます?」と尋ねる人がいますね。自分が話した後に誰も返事しないと、聞こえていなかったのではないかと不安になるんですね。

ところがその逆のこともあります。コミュニケーションに長けた人が傾聴するとき、相槌を打ってくれますよね。「そうなんですかぁ」「へぇ!」「なるほどぉ」「そうそうそう」「わかりますぅ」
しかしこれらの音をオンラインツールが拾ってしまい、相槌の人に制御が移り、話していた人の声が肝心のところで聞こえなくなることがあります。
気の利いた相槌だったはずの声が、話し手を邪魔してしまうことがあるんですよね。

これにはある程度の慣れが必要だと思います。自分の声が誰かを邪魔していることに気づくのは容易ではありません。録画をとって見れば様子がわかるのですが、自分の録画を好む人は少ないでしょう。代わりに他の人の様子を観察するなどで補うことができるかと思います。

わざわざ他人に注意するほどのことではない習慣的なこと。オンラインリテラシーと呼ぶことにします。反応ボタンを使うこと、相槌を音声で入れすぎないことなど、この半年で少しずつ作られているように思います。

ポイント9
数をこなせば新しい習慣がわかる


過去のポイントはこちら。


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