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オンライン化に影響するなにか(18)

会議が活性化しているか、測っていますか?

先日、ある会議でびっくりする光景がありました。

オンライン会議だったのですが、普段なら静かにミュートしているメンバーが、ひとり、またひとりと言葉を発していました。

もちろん発言するのが今回初めてではありません。今までは役割が回ってきたときや指名されたときにミュートを外して発言し、終わったらすぐにミュートにしていました。

ところが今回はミュートが違っていたのです。

ひとりが指名されて発言しはじめました。終わってミュートしたものの、すぐに別のひとり(2人目)から質問が出たので、またすぐミュートを外して回答しました。質問したひともすぐにまたミュートして解除してを繰り返してました。ふたりは会話が終わってもそのままミュートを解除したままでした。

次に別のひとり(3人目)が話し始めました。きっかけは指名されたように記憶していますが、それを聞いていた最初の質問者が、うんうんと声に出して相槌をうっていました。また別のひと(4人目)がミュートを解除し、自ら発言を始め、話を別の人に振りました。振られた人(5人目)がミュートを解除しました。そんなことが繰り返されて、気づいたら、会議参加者の半分がミュートを解除したまま会議が進んでいました。


冷静に見ていたわたしには、ちょっとした感動、いや、結構大きな感動がありました。


オンライン会議に不慣れな頃、それぞれが同時に話したりして何がなんだかわからなかったのです。え?とか、うんうんとか、合いの手があちこちで入るため、肝心の発言者の声が聞こえないこともありました。

そのうち、反応ボタンを使うようになり、ジェスチャーや傾聴のポーズが大きめになり、オンライン特有の双方向コミュニケーションが意識的、かつ習慣的に行われるようになりました。

そういう意味では1周廻ってきた感じです。ミュートにしていないということは、すぐにしゃべれる準備をしているってこと。

主体的な会議を実感でき、ファシリテーター冥利に尽きます。


ポイント18
会議の活性度を見る指標は存在する


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