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お小遣い欲しい子供に「お金」のことを教える

長男
「父ちゃん、友達と遊びに行くからお小遣いちょうだい」

夏休みが近くなり、
長男(中2)は友達と遊びに行くためのお小遣いが欲しいらしい。

子供にお金のことを教えるチャンスです


「いくら欲しいの?
長男
「5万円」

「いつまでに欲しいの?」
長男
「今すぐ欲しい」

ここから、授業が始まります。


「5万円なんて無条件で簡単にあげることはできない」
「本当に5万円欲しいなら、どうしたら5万円ゲットできるか本気で考えてみな」
「長男が今すぐ5万円ゲットする方法なんか【盗む】か【借りる】くらいしかないかもね〜🤣」
長男
「どっちも嫌だ」
「じゃあ1万円欲しい」

「じゃあ1万円ゲットできる方法を考えてみな」

長男は何も考えずにお小遣いをゲットしようとしてますね。

ここで長男にヒントをあげます。

お金とは
物やサービスなど「価値」のあるものに対して交換するための道具。
人が喜んだり、誰かの役に立ったり、感動したり、便利だったり
そういうことに対してお金を払う価値がある。
逆に、お金を受け取る場合は誰かに「価値」を与えたとき。

ここで長男に無条件で1,000円をあげる

長男
「えっ?ありがとう」

「こういうこともある。何もしてなくても長男には価値がある」
「父ちゃんにとって、長男が存在するだけで価値を生んでいる」
「長男の価値が1,000円という訳ではないよ。今はとりあえず1,000円」
「そして今、父ちゃんは【ありがとう】という言葉をもらった。
これもある意味価値がある」
「1,000円とありがとうという言葉が交換された」
「社会に出てお金を稼ぐためには誰かに価値を与える必要がある」
「1万円欲しいなら、あと9,000円分何ができるか考えてみよう」
長男
「・・・」


「父ちゃんがこうやって長男に教えていることも価値だから、本当なら長男からお金をもらってもいいはず。こういう価値ある情報を与えることでお金を稼いでいる人もいるよ」
長男
「・・・」


「どうしたら1万円を手に入れることができるか?を考えてみよう」
「ただ欲しいと思うだけなら誰だって欲しいと思っている」
『欲しい』と『手に入れる』は全然違う
「1万円手に入れると決める!」
「何か行動を起こさないと現状は何も変わらないから」
「実際、お小遣い欲しいと父ちゃんに言ったから1,000円ゲットできたしね」

長男
「・・・確かに」
「でも○○君は親から1万円もらってるし」

「それは羨ましいね」
「父ちゃんは長男に、お金を生み出す考え方を身につけて欲しいと思ってる」
「【お金をもらう】方法しか知らないと、お金をくれる人次第になっちゃうね」
「お金をくれる人がいなくなったり、その人の状況が変わったり、その人の気分が変わった途端にお金は手に入らなくなる」
「誰か次第じゃなくて、自分次第でどうにかできる力を身につけることが将来役に立つから」

長男
「わかった、考えてみる」

翌日、長男が◯◯したら□□円というお手伝いリストを作って交渉してきた。

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