見出し画像

「今ここ」にグラウンディングするからうまくいく

私たちは
「こうありたい」
というイメージを持ちながら日々生きています。

その中で、
「このままでいいのか」
という漠然とした不安な気持ちや焦燥感にかられて、いつも心がざわざわしている人は少なくないと感じています。

なぜ、焦燥感から離れられないのでしょうか。
心穏やかに自己表現を愉しむために必要なこととは?


「今ここ」に自分がいない

「早く今の状況から抜け出さなくては」
「あのときの自分から離れられない」

焦燥感を感じているあなたは、「今ここ」に自分がいないのかもしれません。

過去の出来事を思い出すと頭がそのことを無限ループで考え始めてしまい、そこから離れられなくなる状態です。

または

なりたい自分のイメージを追いかける「未来思考」で頭がいっぱいになり「いまここ」の半径5メートルのあなたのリアルな生活に目を向けられていない状態かもしれません。

私たちは今を生きていますが、アタマの中では今を見ていない、見えないものを追いかけ続けている状態の中にいると、どこかふわふわと漂っているような不安定な感覚を覚えるのです。

「今ここ」につながることは自分を受け入れること

とはいっても、過去や未来のことを考えてはいけないということではありません。

大切なのは「今ここ」の自分とつながっている実感があることです。

具体的には、今の自分の置かれている状況や環境をOkでもNGでもなく、そのまま、まるっと受け止めることです。

もちろん、あなたの「今ここ」の世界はまだまだ未熟な自分を感じていたり、今の環境に不満を感じていることもあるかもしれません。

今すぐどうこうすることはできないこともあるかもしれませんが、まずはそんな今をそのまま受け止めるてみることを試してみてください。

親友の話を聴くように「今そんな感じなんだね」と優しく相づちを打つイメージが近いかもしれません。

さらに、ささやかでも「今ここ」でつながってくれている人、同じ居場所に居られるご縁のある人とのつながりをあらためて感じてみます。

さらにさらに。
ほっとする場所、くすっと笑った話、美味しかったものなど、最近ふっと心が緩んだ瞬間も思い出してみます。

つながりや「今ここ」を感じることは、温度があるのでじわっと温かさを感じられます。

思い起こしてみると、数年前に当たり前に居たあの人、あの場所はもうつながることができない…ということはありませんか。
そう思うと、今ここでつながれていること、大げさでなく尊く感じられます。

「今ここ」と繋がることができたでしょうか?
心の温度が少しでも上がっているのを感じていただけていたら嬉しいです。

頭の中に過去や未来の思考のループを始めたことに気付けたら、次々浮かんでくるそのノイズを一旦ストップして、「今ここ」のリアルタイムの温度感を感じてみてください。

「今ここ」につながりながらさらに心地よさを引き寄せる

「今ここ」とつながることは、地に足が付いたような安心感を感じることができます。
あなたのリアルをそのまま受けとめているから、ぶれたり、焦ったりすることがないのです。

むしろ、「今ここ」とつながりながら、不安なしに少し先の自分とつながることもできます。

何が欲しいのか、どのくらい欲しいのか、また、何がいらないのか。

「今ここ」とリアルタイムで繋がっているからこそ、欲しい未来との距離感を具体的にイメージできるのです。

今ここをリアルに味わい、愉しみながらさらに心地よい自分へ。

あなたが今ここで大切だと感じていることは何ですか?
あなたの世界をより心地よくするためにチャレンジしたいことは何ですか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?