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自分史上最高のじぶんのつくりかた

人生後半戦はどう過ごす?
リスキリングして仕事を変える?または起業?

同時に仕事や暮らしへの心持ち、心身のコンディションの変化を感じ始める時期。

変化を受け止めながら、うけとる・もてなす・いつくしむマインドで、自分史上最高の時間を過ごす方法とは?


「うけとるチカラ」が自分史上最高の自分を連れてくる理由

毎日、音を立てるように当たり前が変わっていく時代の中で、人生後半戦の歩き方を模索している人がほとんどではないでしょうか。

私が取り組んでいるキャリアコンサルタント養成講座の受講者の受講動機は、キャリア支援をしたい方だけでなく、自身の今後のライフキャリアを考えたい方が毎回一定数いる状況です。

せっかくなら自分史上最高の毎日を過ごしたいけれど、自分史上最高ってそもそもどんなカタチなのか、イメージがしづらいと感じるかもしれません。

さらに、これからミライを模索していくというと、とにかくアンテナを高く立ててどんどん情報をとったり、投資をして学んだりといわゆる意識高い系の「攻め」の印象が強いという話も聞きます。

もちろん、これらの動きもNGではないのですが、イメージが曖昧なまま見切り発車していくとゴールへの道すじからずれていってしまうことがあります。

時には、気づかないところで他の人のキャリアのイメージやゴールがあなた自身のイメージにすり替わってしまうこともあります。

やりたいことがまだ言語化できていない段階では起こりやすいこと。
気がつけば自分のやりたいこととはかけ離れた活動やシゴトがあなたの中心になり「なんのためにやっているのか」がわからない状態から抜け出すのも時間とエネルギーを要します。

ですので、ここは「この方向性でいく!」というあなたの価値観に合う自己表現のカタチ、あなたのコンパスを明確にすることに集中する時間をもつことがおすすめです。

コンパスが明確になって、あとは動くだけ!の状態になれば、意外と何をするかはするするアイディアが湧いて行動もスピードアップしてくるので、それからでも遅くないことが多いです。

とはいえ、忙しい中手を止めて何か特別なことに取り組む必要はありません。
日常生活の中に、受容力~うけとるチカラ~をとりいれていくこと、それだけで驚くほど毎日が変わります。

え、そんなこと?と思われるかもしれません。
でも、実はなかなか実践できていない方が多いのです。

専門家養成でカウンセリングのトレーニングをしていると感じるのが、わたしたちは思いの外相手の話を聴いていないということ。

わたしたちは日々五感で沢山の情報を浴びていますが、その中でどのくらいその情報を受け取れているでしょうか。

仕事のメンバー同士、家族など大切な人との会話で、相手の話をそのままの鮮度で受け止めることができているかどうかです。

ついつい自分の色眼鏡で相手の発言にシロクロをつけてしまい、相手の話をそのままの鮮度で咀嚼すること無く言葉をダイレクトに打ち返してしまってはいませんか?

常に忙しい今日では、この「言葉のダイレクトレシーブ」をついついやってしまいがちですが、お互いに何のイノベーションも生まれず、心の交流も生まない、ただの時間の消費状態になってしまいます。

受け取りそびれているのは大切な人とのイノベーションだけではありません。
シロクロ思考の癖がある人は自分自身の感覚に対してもついシロクロ、良い悪いのジャッジをしてしまいがちで、これは自身の世界観を広げたり、気づきを得たりといったチャンスをも逃してしまっています。

つまり、情報の量や質以前にうけとるチカラがないことにははじまらないということ。

うけとるチカラを高めるだけで、目の前に必要なことや知りたかったことが結構転がっていたことに気づくことができると思います。

実際、うけとるチカラを意識したことで、(今まで無意識的にスルーしていた)お子様からのメッセージに気づくことができ、関係性が改善した、部下が主体的にアイディアをだして動いてくれるようになった、という声を受講生からいただいた事例があります。

うけとるチカラの精度をあげれば、自分の中にある答えを聴き出すことができ、さらに必要な情報を外から受け取ることもできる!
つまり、史上最高の自分にどんどん近づいていくことができるのです。

現在のあなたのうけとるチカラの精度はどうですか?

じぶんおもてなしマインドを育てるべき理由

人生前半戦は、例えるならまっさらなキャンバスに大胆に絵の具を乗せていく時期。

探索しながら世界をひろげる楽しみがあり、そこに「なぜやってみるのか」という明確な理由が無くとも経験すること自体に喜びが大きい時期かもしれません。

世界を広げながらその経験や出会いの中で自分らしさに気づいていく、宝探しのような時間とも言えます。

一方、これからの人生後半戦は、いままで拾い集め続けたパズルのピースをつなぎ合わせていくことにシフトしていく時期だと感じています。

つまり、あらためて自分という人間を捉えなおしたり、さらに人生という時間には限りがあることを実感し始める時期。

だからこそ、自分の時間を何に使うのか?本当に大事なパズルのピースを厳選して「なんのためにこれをやるのか」という意味づけをすることがとても大切になってきます。

私もついこの前まで、「経験をふやすこと」や「売上をもっとあげること」を優先にフリーランス業をすすめてきたところがあります。

これまではそれが当たり前に楽しかったのですが、人生後半戦の入り口に立った少し前、訳も分からず強烈に違和感が湧いてきたタイミングがありました。

フリーランスを継続する以上、売上を上げない!ということにはなりませんが、「なんのために働くのか」「何に時間をつかうのか」がうまく言語化できていなかったことで、動けなくなってしまったのです。

それは人生半ばのエネルギーの入れ替わりを強く実感したタイミングでした。

そこで、暗中模索しながら、講座で伝えていた(教えていたのにw)「自分にとってのキャリア」を整理するフレームワーク、研究者ハンセンのまとめた4Lをあらためて自分のために取り組んでみたのです。

フレームワークが完成したときに…ストーンと腹落ちしました。
素晴らしい研究を残してくれた先人の知恵に改めて感謝しました。

4Lのワークを通じで感じたことは、常にじぶんおもてなしマインドをベースに「これから」を組み立てていくこと。

究極のじぶんおもてなしは、人によって違うと思いますが、全ての人に外せないのは、

  • じぶんと大切な人の幸福度を高めていくこと

  • 社会とほどよく繋がって、「参加できている」「お役に立てている」実感があること

ここにが押さえられていることです。

あなたはじぶんをおもてなしすることに許可を出せていますか?

これからのキャリアを紡ぐために必要なのはLOVEだった!

ここで、4Lのフレームワークについてシェアをしておきたいと思います。

4Lは「あなたのキャリアの見える化」ですが、キャリア、というとついついどんなシゴトをしているのかだったり、ポジションだったりを思い浮かべがちです。

ですが、4Lではしごとを含めた生き方そのものをひっくるめてキャリアと表現するのだそうです。
4Lだけでなくキャリアの捉え方自体が「職位」などから「生き方」へ意味づけがシフトしてきています。

確かに、こうして当たり前に在宅で仕事していると、しごととそれ以外の境界線がどんどん曖昧になってきている実感があります。

では、人生そのものがキャリアだとして、あなたのキャリアをどんなカタチにしていきたいのか。

史上最高の自分に出会うために、できるだけクリアにあなたのキャリアを見える化したいところですが、それを実現できるのが前述した4Lです。

幸せなキャリア=史上最高の自分に出会うために必要なことをハンセンは4つのLで表現しています。
これが深い!

Love:家族、友人、パートナー、ペット、仲間など
Labor:シゴト
Learning:学び、自己成長
Leisure:余暇、遊ぶこと

この仕分けの仕方、センス抜群だと私は感じていますがいかがでしょうか?
仕事と余暇のほかに「学び」と「LOVE」が要素のひとつとして掲げられてるのが素敵。

さらに学びと余暇がつながり合っているなど、4つのLはバラバラの要素ではなく、それぞれ影響し合い、補い合っていることがもう一つの特徴かもしれません。

まさにボーダレスです。

早速、あなたを取り巻く今を4つに仕分けてみてください。
4つのバランスはどうでしたか?

さらに、今後補強していきたいことを書き加えたり、手放していきたいことを選んだりしてミライのあなた、史上最高のバランスのあなたをデザインしてみてください。

書き出してみて気づいたことがあったと思います。

ちなみに私はLOVEの要素が整うことで、4Lが整うように感じています。

あなたにとってのLOVEにはどのようなことが書き入れられましょうか。
あなたらしい史上最高の自分のバランス、これから整えていきませんか?


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