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失敗なんてあたり前。本能のごとく。身体のごとく。

赤ちゃんが寝返りを打とう打とうとして
1日中やっている時。

座れるようになろう、なろうと
1日中やっている時。

つかまり立ちをしよう、
立ちあがろうととにかく
1日中、失敗してもすぐチャレンジ、
失敗してもすぐチャレンジする姿をみて

本来、人間というものは、
「こうやって」生きるものなのだと
「生き方」を教えてもらえたようで
心を打たれたことがあります。

赤ちゃんや子どもの姿に
忘れてしまっていた大切なことを
思い出させてもらえた経験は
誰にでもあるのではないかと思います。


関東大震災があった2011年頃のことで
わたしはまた余震が来るんじゃないか、
放射能がどう、電気がどう、と
不安になっていましたが

これまで通り、
ずっと立ちあがろうとして、
失敗して、尻もちついて、
立ちあがろうとして、
また失敗して、尻もちついて・・・

を、ずっと繰り返しているし、

明日、大地震が来るとわかっていても
変わらない今、
変える必要がない今を
生きている姿に

わたしは、とても安心をし、
うろたえている自分のおかしさをみたり、
大切なことを、思い出させてもらいました。

息子がアトピーになって、
肌を引っ掻いて血が出て
かさぶたになって
また引っ掻いて血が出て
かさぶたになって、、、を
繰り返している時も、同じです。

いつも「うまくいっていない」けれど
でも達成する。

血だらけになっても
息子は平気でケロリとしているし

傷口も「何度掻かれても大丈夫。
何度でも、必ず蘇るから」という感じでいて、

医師も「上手に掻けているね」と気にしてない。

最初は、わたしだけ
「あぁ、せっかくかさぶたができたのに、
また掻いちゃってもったいない・・」
なんて、うろたえていたけれど

だんだんと落ちついて、待てるようになり、
コントロールしないようになり、
「今は、これでいいんだ」と
何ら、気にならなくなりました。

大人になるにつれて
本能がしていること、
身体がしていることと、

つながれなくなってしまい、

今、自分の身体を生きているのは
誰なのかもわからなくなって
うろたえているわたしですが、

わたしたちが、
子どもたちに思い出させてもらえた
大事なことを、

子どもたち自身から奪わないよう
ただのあたり前のこととして
その子どもらしく在れるように

自分もそうして生きながら、
場を創ります。


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