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ぼくが2020年最も感銘を受けた本ベスト5を紹介させてくれ。【至極の5冊】

2020は引きこもりの年だったので、今日、年間読書量がついに100冊を超えました!わーぱちぱち!

ええ、超インドアなので引きこもりの年とかは関係ありませんよ。👨‍💻

読書量が増えたのには、理由があります。

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ここ1年、整理された知識を身に着けることが重要だなぁ。とよくよく思うんです。

ストーリー立てされた知識って記憶に定着しやすいから、応用がききやすいからです。アウトプットまで考えると、本って効率良いんですよ。

それで知識ポートフォリオといいますか、インプットの比率として読書量をアップしていました。

あいにく本はデータが少し古いので、論文を使ってアップデートしたり、近隣の領域とつなげると、自分の知識に深みが出ていく瞬間があるんですよ。

じわ~~~っ・・・!!!って感じ。
サウナでととのうのに近いかもしれません。

本には本ならではの魅力がいっぱいあります。

・ページをめくっていく独特な読後感
・今日はここまで読んだぞ!という達成感
・この知識って、あの論文や本と繋がるね!というアハ体験

この快感は読書家にしかわからないですよね😉

「今すぐ1000万円上げるから、お前は本を一生読むな」と言われたら、即決でNoを突き付けてしまうだろうと思います。知識欲はとっても欲深いんです。

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2017年に大谷大学がビジネスパーソンに行った調査では、1か月の読書量が3冊以下の人は80%0冊の人は36.5%におよぶことが判明しています。

現代人は忙しいので、本を読む時間ってなかなか取れないと思うんですが、かなり少ないんだなぁ。と実感しました。

そこで!
今回は、読んだ100冊の中からぼくが感銘を受けた本5冊だけ紹介させていただきます。

読みたい本がないとか、本が多すぎて何を読めばいいのかわからん!って人もいると思います。

そんな時はぜひ、私のオススメを読んでみてくださいな!
どれも人生にエッセンスを加える貴重な一冊になる本ですよ😉


1. Knowledge Is Beautiful:受け手のことを想うなら、データは美しくなきゃいけないね🌈

いきなり洋書かよ!と思った方もいるかもしれませんが、安心してください。文章は一切出てきません!

この本はデータビジュアライゼーションの実例集です。身の回りに広がるたくさんのデータを美しく伝える。その為に必要なアイデアがこの本にたっくさん詰まっています。

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何かを伝える時、データはとても強力なツールです。

でも、エクセルの表にびっしり詰まったデータ。
人間にはあんなもの理解できないんです。

だからこそ、適切に加工してあげることで、効果を何倍にも引き上げることができるんです。

日本人はマンガ文化がとっても深く根付いていて、実は図解やビジュアライゼーションが得意な人種だと僕は思っています。

でも、ちょっと真面目過ぎてデータをデータのまま伝えようとする悪癖があるような気がします。

邪魔な枠組みを取っ払って、感情を動かすデータを作るアイデア。
きっと見つかる一冊です!


2.FACTFULNESS:ユーモラスだけど真剣に、世界をとらえ直す

この本は、13個の質問から始まります。そのうちの一つを紹介しますね。

Q. 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?

A : 約2倍になった
B : あまり変わっていない
C : 半分になった

なんと、この調査の正答率は僅か10%。
チンパンジーが適当に決めた確率よりも少ないのです。

しかもこの確率は、医学生や科学者、銀行のエリート、政界のトップでさえ低かったのです。それどころか、一般人の平均スコアを下回る人も大勢いました。

この本の面白いところは、ただ統計的事実を伝えてくれることではありません。

・世界がどのように変わっているか、客観的事実を知る重要性
・間違った理解は、頭の良さとは全く関係ない
・脳の性質が大きく関係している

そしてなにより、世界が良い方向へと進んでいるという圧倒的な事実です。

1冊目に紹介したKnowledge Is Beautifulでは”美しい”データの使い方を教えてくれます。

FACTFULNESSは、”優しい”データの使い方を教えてくれる良書です。
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。
ページ数は多いですが、とっても読みやすい一冊です。


3. 荘子: 生と死に縛られた人間が、自由に生きる方法

絶望に打ちひしがれ慟哭する人が、
ドス黒くてどろっとした情念を燃やし、
自由に至るための書。

荘子とは、紀元前300年台頃の中国の思想家。

中国戦国時代、四方を敵国に囲まれ、何度も蹂躙されてきた弱小国家にうまれた彼は侮られ、踏みにじられ、人間の不自由の極限を生きる人たちを目の前にして生きてきました。

荘子はとても優秀だったので、楚の王が千金をもって宰相の地位を与えようと勧誘しますが、それを断ります。

「自由を縛られるより、どぶの中で遊んでいたい」

同じ時代の有名な中国思想家に、孔子がいます。
孔子の方が世界中で有名で、彼の言葉は多くのビジネス書で引用されてきました。

孔子の論理は実に立派で、尊敬に足るものです。荘子も孔子のことを強くリスペクトしています。

しかし、孔子のフォロワーたちを痛烈に批判します。

彼らは上を見すぎて、人間のありのままの姿、人間の心の複雑な動きをしっかりと捉えていないのだ。

形式的な規範を押し付けることにのみ気を配り、人間の心のもろさ、覆りやすさ、危うい存在としての人間の赤裸々な姿が見えていない。

「これだけやれば月収〇円アップ、月収〇桁達成。」
「フォロワーを〇〇人増やすためのカンタンな方法。」
「誰でもできるSEO手法」

SNSをはじめとして、現代社会でも金や地位をカンタンにアップさせる方法が大人気です。

金と地位に群がり、自らその奴隷となることは、荘子の時代からずーっと続いてきた人間の危うさなのです。

自由とはなにか?に立ち返り、自らの幸せについて考えなおす。
その為には、人間の心の弱さに向き合う必要があります。

そんなこころの道しるべになるのが、「荘子」なのです。
頑張りすぎてしまう人に超オススメの一冊。

実は、2020年オススメと書いておきながら、荘子は毎年1回は読み直す僕のソウルブックなのです。


4. 幸福の資本論: 幸せの源を3つに分けるとしたら?

あなたにとっての幸福とはなんですか?

たった18文字のカンタンな質問です。しかし、この質問に2秒以内に答えられる人がどれだけいるでしょうか。

僕は、答えられませんでした。

この本は、幸福を3つのグループに分けることで、幸せを再定義する本です。

幸せのカタチは人それぞれ。答えのないモノですから、3つに分けることで、今までよりカンタンに幸せを理解することができます。

幸せを理解すると、自分のやるべきことが明確になります。

さらに、「わたし、人付き合い得意じゃないんだよね・・・」というヒトも、別のグループ2つを高いレベルに引き上げることで人並み以上に幸せになれることが示されています。

それは、完璧な幸福人間が、いかに少ないかを論理的に教えてくれるからなのです。

自分の取り得る最高の幸せのイメージがついていない方は、ぜひ読んでみるべき本でしょう。良書です。


5.独学大全 :学び続ける人の為の学び方バイブル

インターネットの発展とともに、最も簡単になった事。
それは、情報を得ることです。

努力さえすれば、どんな知識も得られる時代。

だからこそ、「学ぶ方法」「学び続ける方法」が重要です。

僕が年間100冊本を読み、論文を1000本読むのはなぜか。
それは勉強が好きだからです。

なぜ勉強が好きか?

それは、勉強で得た知識を学業や仕事に活かし、なりたい自分を勝ち取ってきたからです。

でも、勉強を続けるのはカンタンなことじゃありません。
教師もいない独学ならなおさらです。

自分がやっていることが正しいだろうか?
自信が持てません。

目標だって、自分で設定しなきゃいけません。
続けるのはもっと大変です。

そんな僕と同じ経験を持つ、勉強を必要としている人すべてにオススメできるのが、独学大全なのです。

この本には、55個もの大量の学び方が記されています。
なんといっても親切なのは、「学びを続ける方法」から書いてあること。

勉強本にあるあるで、How toをリストで書いてあるだけで、どうやって続けるか?なぜ、その方法が適切なのか?が全く書いてないものって結構多いんです。

でも、ただ学ぶ方法をずらずらと書いてあっても、使い方が分からないなら意味ないですし、続けられないなら読む意味ありませんよね。

独学を続けていくと、必ず飽きます。

あぁ、なんか今日は集中できないな。。。
そんな日が3日くらい続くと、いつの間にか勉強量はゼロになってしまうものです。

独学大全は、モチベーションを保つためのテクニックがたくさん記されています。それが魅力なのです。

そして、さまざまな独学法が書いてあります。

独学に飽きたとき、この本を開くんです。
そこには、「勉強を続けるための方法」がいくつも書いてあります。

それでも飽きたら、「いつもと違う独学法」を試すんです。
やり方を変えると、モチベーションも取り戻せるし、記憶の定着率も上がります。

学びを続けるすべての方に、オススメの一冊。


ようやく今年出た本が紹介できましたね(笑)

これからも有益な本の情報はちょくちょくシェアしていくので、ぜひ読んでいってくださいな🙌


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