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10万字の小説における「登場人物の数」のベストバランスについて

小説を書く際、登場人物の数は物語のクオリティや読みやすさに大きく影響します。特に10万字というボリュームでは、キャラクターを過剰に導入すると読者は混乱しやすく、逆に少なすぎると物語に深みが出にくくなる可能性があります。では、どのようにバランスを取れば良いのでしょうか。
ここでは、アクションジャンルと、男性ラブコメに限定して、私なりの考えを述べたいと思います。

アクションジャンルの場合

アクション物は緊張感とテンポが要求されるジャンルです。以下が理想的なキャラクター構成だと考えます。

  1. 主人公: 物語の中心となるキャラクター。

  2. 主人公の相方(ヒーローorヒロイン): 主人公のサポートや対比点となる存在。

  3. 主人公の敵(一人目): 物語の中盤での障害となるキャラクター。

  4. 主人公の敵(ラスボス): 物語のクライマックスでの最終的な敵。

  5. 主人公の協力者: 必要に応じて物語に深みを加えるキャラクター。

男性向けラブコメの場合

恋愛の駆け引きやキャラクター同士の関係性が魅力のラブコメ。以下が理想的なキャラクター構成だと考えます。

  1. 主人公: 物語の中心となるキャラクター。

  2. ヒロイン1(メインヒロイン): 主人公の主要な恋愛対象。

  3. ヒロイン2(サブヒロイン): 主人公の選択肢の一部として存在。

  4. ヒロイン3(サブヒロイン): さらなる選択肢や物語の展開を助けるキャラクター。

  5. 主人公の友人: 主人公のサポートや対比点としての役割。

さらなる登場人物について

例えば、家族を登場させることで主人公の背景や性格形成を深く掘り下げることができます。一方、先輩・後輩や隣人といったサブキャラクターは、物語のサブプロットやテーマの拡張に役立ちます。

最終的には物語の中核をなすテーマやメッセージをどう伝えるかが重要です。登場人物の数や役割は、その目的を最も効果的に伝えるための手段として考えられるべきです。

以上のことを踏まえて、登場人物のバランスをよく考えるようにしましょう!


逢巳


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