ディスクジャケットは林檎のうさぎ

 
神様が音楽を信じていてよかった、かみさまがおんがくをしんじていてよかった、かみさまが、おんがくを、しんじていてよかった。

 
キライなものがないと上手にいきていけないのに、トマトもにんじんももう食べられるようになってしまった、ちいさな希望を踏みにじって歩いていったひとを憎むより哀れだと思うこと、きっと正しいけど激しくはなくって、激しくなければ、あの日に聴いた音楽のようにはなれない気がした。
どっちにしろ希望も絶望もどうせあたらしくぽこぽことうまれていくから、うんでやるから、なにもかも、きみに歌にしてほしい。そうやって、アダムとイヴの気持ちまでわかった気になろう、つまんない比喩に罪ばかりしのばせて、ゆるしあおう、安いギターの音さえ忘れなければ、罰は、重くなったりしない。

 
まちには音楽があふれていて、たくさんのひとが、おなじ曲の下で胎児をそだてる、そだてる、そのだれひとりとして、おなじかおをしていない、だから、かみさまも、音楽をあいしている。











生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。