しろねこには星型のあざがあり

 
ましかくの箱
星、だきかかえて
ねむるはだ の まるさ
四隅にはうんとおおきな余白があって
余白というのはつまり
つまり
眠れずにむかえた朝日で
カーテンをあけられない真夜中で
きみが洗濯物をほす
ハンガーのしなりだった
 
 
いつか信号がましかくになったらそのときはいっしょに横断歩道を渡ろうね、点滅するあおに名前をつけてはしろうね、ぼくたちの箱はどんどんどんどん小さくなっていくって嘘をついたひとが天使だったこと、死神はやさしくないからほんとうのことしか言わなくって、きみは意味も感情もない嘘をときどきついたりする、ところが、おちゃめでかわいい、ので、善悪はいつも余白の中で膝を抱えている、
 
キリング、ミー、ソフトリィ、
 
星は膨張していく、ぼくら、余白を埋めるためにうまれてきたのか、余白をひろげるためにうまれてきたのか、わかんないよシュレディンガー。
 









生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。