ゴーストタウン・ラブストーリー


愛以外どうでもいいけど、愛以外いらないわけじゃない。世界のど真ん中にいるのがわたしなのか君なのかってはなし、うそをついてまでおだやかでいたくないって永遠の清潔さを、例えば成長とか、そういうくだらないもので片付けるなら、ナイフを持ってること、せめてちゃんと自覚しあおう。 


教えてほしかったのはナイフをするどく、するどく研ぐ方法だけで、分別して捨てる方法なんて一生知らなくていい、もしものとき困らないように、なんてぬるさが氷の溶けたドリンクみたいに気持ち悪くて、勇気もないのに心中ばかり口にする。
君以外どうでもいいけど、君以外いらないわけじゃない。瞳のいろがやけに暗くって、ちいさいころ、とじこもった、押し入れのおばけなんだろうと思う、彼だって、ただ見ていてくれたのかもしれない、やさしい、おばけだったのかもしれない。


心霊番組ばかりのラテ欄をくしゃくしゃにして火をつけた、暑いね、熱いね、って、言い合うだけのメロドラマ、
花火がしたいね。












生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。