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『中世ヨーロッパの食の生活史』から学ぶ物語に使えそうなネタメモ
なんだかAmazonがずっと英語表記で日本語化してくれなくてとても困っています。どうしちゃったのAmazon、、みじんことオーマは日本人だよ、、
今日は『中世ヨーロッパ 食の生活史』という本から、物語に使えそうな食の歴史をメモしていきますよ!
1)砂糖と医療の関係
砂糖は医学を通じてヨーロッパに伝わった。砂糖が薬のような役割を果たしていたっていうのはとても興味深いなって思いました。イスラム文明では古くからサトウキビの砂糖が使われていましたが、ヨーロッパに伝わるのは遅く、西欧では砂糖は長らく贅沢品でした。病後の食事に砂糖を入れて治療として使ってたみたいですね。ただ、医薬品と同時に食材としても砂糖は使われており、15世紀になるとあらゆる地域に普及していました。
また、中世ヨーロッパの庶民の食事は基本的には煮込み料理だったようです。
病人用の食事は中世ヨーロッパの医師たちにとっても熱心な研究対象だったようです。酢は病気にかかりやすくする過剰な熱さを酢の冷たい性質で鎮めるためにあらゆるソースに使われていました。消毒用うがい薬的に、酢をしみこませたスポンジを鼻孔にあてるってことも行われてたみたいですよ。
2)イギリス人は赤い食べ物好き
竜の血と呼ばれる紅色の樹脂はリュウケツジュの果実から採取されていました。薬剤師が高値で売ってたそうですが、イギリス人が赤い色の食べ物がすごく好きで、人気が高かったよう。アルカンナというひまわりの一種は根から紅色染料が取れ、こちらは地中海地方で採れたみたい。大陸では赤い色はそれほど好まれなかったみたいです。
海外のケーキって今でもめちゃくちゃ派手な色のやつけっこうあるよね。
3)食材の詐欺は多かった
商品の質や量について、消費者を騙すことはすごく多く、特にワインのように大きな利益が出るものについての詐欺が多かったようです。安いワインを高級品と偽るのを防ぐため、酒樽から味見をしたり、肉類の検査官を置いて管理していました。
4)船乗りのビスケット
ビスケットはかびないように二度焼き(ビスキュイ)していたことから、ビスケットと呼ばれるようになりました。ビスケットは当時の船乗りや兵士にとっての貴重な食糧でした。非常食の乾パンを思い出したよ。
5)居酒屋はごろつきのたまり場
中世ヨーロッパの居酒屋は、不良少年やごろつきのたまり場で、治安があまりよくない場所でした。興奮すると乱闘騒ぎになるので評判がよくなかったよう。巡礼や旅の商人などが集まる宿泊所は、居酒屋よりは評判がよかったみたいですね。
そんな感じでした!食の歴史もなかなか奥深い!
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