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サービスの声は優先順位によってユーザーに届くんじゃないか

この記事は00:00 Studio(ふぉーぜろすたじお)という「クリエイターが、作業中を淡々とライブ配信するサービス」で配信しながら書いています。

いつもやっている行動を配信するだけで、手間が増えず、今は人数が少ないおかげで配信者さんと割と話せるっていう喜びがあってけっこうハマっています。有名なマンガ家さんとかがいっぱい参加しててすごいです。

ところで、プロセスエコノミーの時代が(一部)きそうらしいです。

プロセス・エコノミーは完全に僕の造語なのですが、プロセス・エコノミーとは「プロセスを共有するところがお金を稼ぐメインとなる」みたいな形のイメージです。

過程が見られるのがなんでおもしろいのかなって思ったんですが、コミュニケ―ションできるっていうこと以外に、ちゃんとゴールに向けて近づいているってことが分かるかなぁって思ったんです。

みじんことオーマはnoteガチ勢なので、毎日30回くらいダッシュボードページ(PVの確認)とマイページ(フォロワー数の確認)の両方をのぞくくらい病的にハマってるんですが、、

それだけ頻繁に使っていると、noteのアップデートにもそこそこ気づくんです。

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ちょっと前ですが、SNSでシェアした数によってバッジがもらえるようになったんですよね。これ以外にも演出が変わったり、シェアボタンが分かりやすくなったり、埋め込みのサイズが変わったり。ぱっと分かる改善がいっぱいあります。

noteには「だれもが創作をはじめ、続けられるようにすること」っていうミッションがあって、つづけられるためにどうしたらいいかっていうのを模索しているのが、アップデートからちゃんと伝わってくるんです。

記事が書けるとシステムが応援してくれる。
記事にたどり着く人が増えるようにシェアの導線が分かりやすくなってる。画像共有したり、他の人の記事を拡散したり、誰かと結びつくことを褒めてくれる。

こういう細かい施策がいっぱいあって「ああ、ほんとにミッションに沿ってがんばってるんだな」って分かる。そういうのが分かると、そのサービスに愛着がわくんですよね。noteの場合は特に、自分も創作する側なので。ちゃんと応援してもらってるのが分かるんです。

00:00 Studio(ふぉーぜろすたじお)は、まだβ版で、これから正式リリースみたいなんですが、その分、日々の改善がとてもよく分かります。

割と毎日使っているので、最近アップデートされたことでいうと、

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こういうシェアボタンができたりとか、アーカイブが削除できるようになったりとか、コメントが来た時にピコーン!って鳴るようになったりとか、配信画面の設定がそもそも変わったりとか。

そろそろコラボ機能もつくらしいです。

正式リリースしてそこそこ運用してるサイトだと、こんなに頻繁に変わらない気がするんですね。まだ動き始めたばかりのところだから、改善点がいっぱいある分、毎日改善される。赤ちゃんが手を振った、笑った、喋った、歩いた、がそれだけで価値になるみたいな感じです。

始めたばかりの人のプロセスがおもしろいのは、成長の進みが早いからだよなーと。ちょっと見るだけでちゃんと変化が分かるので、その差分を見てがんばったね、すごいねって思える気がするんです。

そう考えると、すでに完成度の高い人のプロセスはもちろんおもしろいんですが、始めたばかりの人の場合は「差分」の大きさによっておもしろさが出そうな気もしました。プロのマンガ家さんのデビュー時の絵とか、たまに時系列で出てるのを見かけますが、「差分」がおもしろいですよね。

と、同時に、たくさんある課題のうちに、何から先に改善していくかっていう「サービスの声」が届きやすいんですね。

以前、「禅」をテーマにしたアート作品の展示方法について、こんな記事を書きました。

そのサービス、会社、あるいは人でもよいですが、それが目指している世界は、アウトプットによって伝わるなぁと思ったんです。

やらないといけないことはすごくたくさんあって、他の人に伝わるのは、プロセスであろうと完成品であろうとアウトプットだけ。アウトプットは優先順位によって決まるので、「それ」の声は優先順位に等しいのかもしれないと思いました。

そのサービスが何を優先しているかっていうところから、そのサービスの「声」を読み解くのは、なかなかおもしろそうな気がしています。

同時に、自分自身が優先してしまうことは、私自身の本心を示しているんだろうなと思っています。ヤバイ。

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