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夢が見つからない時は上手に応援するスキルを身に着けておくと後で得しそう

00:00 Studioのこととかマンガ情報サイト「アル」のライターさんたちの動きとかを見ていて、応援のうまさってすごく大事なんじゃないかなって最近はとても感じています。

昨日から「応援する側のしたいこと」と「応援される側のして欲しいこと」がうまくマッチングするとクリエイティブ活動が加速するなっていうことを考えています。

で、最近はさらに「今、特に追いたい夢がなかったり、やりたかったこともいったん沈む時期だな」っていう時には「応援」をうまくなっておくと、あとで自分が何かを始めたい時にすごく得するんじゃないかなと思い始めているので、そのことを書いておこうと思っています。

アルのライターさんで応援がめちゃくちゃうまい方がいるんですね。よねさんという方です。

これをやって欲しい!って伝えた時に、すぐに返してくれるのもそうなんですが、この投稿を見た人が気になって内容を見ようかなって思うようなコメントを添えてくれるんですね。

アルのライターは貢献度に応じて名称が変わっていて、よねさんは「シルバー」という上から2番目に貢献度の高いライターさんなんです。これもとても納得で、ライター用のSlackとかを見ていると、アルというメディアが育つのにとてもいい動きをサクサクしてくださってるんです。ちなみに現在アルライター唯一のゴールド(貢献度一位)保持者はアルのエース、ちゃんめいさんです。

ちゃんめいさんはもう、ひたすらすごいしかないです。この方の人生と動きをなぞるとだいたいの物事がうまくいきそうです。まずは模倣したい!

さて、自分は現代アーティスト(表現として文章もマンガもやります)としてがんばっていきたい人なので、応援してくれる人がいるのはとても助かるのです。これまでにも応援してくれる人たちに助けていただきましたし、今も新しい作品をつくるのに必要な情報や業者さんはみなさんから助けていただいています。

いろんな人がいろんな応援をしてくださる中で気づいたのは、「応援がうまい」と応援した人がすごく伸びた時に、一番見返りが大きくなりそうだなって思ったんです。

というのも、応援がうまい人って割とレアなんです。

これは普通、応援のうまさって意識しないからじゃないかなと。友達が展覧会をやってそれをシェアするって多くの人がやると思うんですが、そういう時ってだいたい「友達がやってるんだー、すごーい!」とかで投稿しませんか?へたすると開催場所とか時間とかも入れなかったりする。ただのシェアなんですね。自分もめちゃくちゃやりがちなんですが、これだとそこまで広告的な効果はないですよね。展覧会の詳細情報がないと、その投稿を見ても行けないですし。

応援を通じて自分が得しようという意識がそもそもないので、それはそれでいいんです。展覧会をやる側の時には、シェアしてくれるだけでとてもありがたいですし。

ただ、もしも何かや誰かを応援したい、と思った時、応援対象がすごくうまくいった時に自分も得するように応援しておくと、エンジェル投資な感じで応援が自分に返ってきやすいように設計できるんじゃないかなと思ったんです。

簡単にいうと、応援がうまいのってレアなので、応援された側が記憶しやすいので後でお返しされやすいんです。頻繁にコメントしたりとか、RTしたりとかしてくれる人も覚えやすいですが、仕事を振ったりよさげな情報を振ったり、熱量高く恩返ししたいなって感じるのは、まず「応援がうまい」人なんじゃないかと。うまい、というのは、自分の活動を加速させる場所に球が投げられる人です。

たとえば、00:00 Studioのユーザーさんで、べい。さんという方がいらっしゃるのですが、自分がマンガを描き始めたばかりくらいの時に、コミチというマンガ投稿サイトを教えてくれたり、マンガを勉強するのに便利なサイトとかを教えてくださったんです。

べい。さんもマンガを描く人なので、やり始めたばかりの人が必要な情報が分かるんですね。やり始めたばかりの時って、必要な情報が自分でも分からないことがあって、そういうのを応援者側が交通整理して情報によって可能性を広げてくれるとクリエイティブ活動はけっこう加速するんじゃないかなと思っています。

応援は純粋な応援であるべきだ!っていうのもアリなんですが、応援がちょっとズレてることがアート界に関わらず頻繁にあるってことは、応援してると思ってる人の応援が、そもそも応援になってない可能性もあるんですよね。

また、応援するという労力が後で自分に返ってきた方が、自分がやりたいことがある時に最初っから加速できる可能性があるので、自分だったら適切な応援は何かを選んでやりたいかなと思ったんです。もちろん一番大事なこととして、そもそもの応援対象は、自分が「本当に応援したいと思っている人」です!

今、自分が何をやりたいかがちゃんと決まっていないみたいな時には特に、自分が応援したいものの活動がどうやったら加速するのか、みたいなのを応援者の立場で考えながら動いていくと、あとで自分に夢ができた時に、自分が推した人が手伝ってくれるみたいなのがあるかもしれません。

00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)も、今はまだ始まったばかりのサービスですが、この時期から頻繁に配信したり盛り上げたりしてくれるユーザーを運営が覚えているとのことだったので、サービスがもっと勝ち始めた時に一番見返りが多くなってくるかもしれません。

最後に考えておきたいのは「誰を応援するといいか」です。

これは相手がインディーズなほど、活動が加速した感謝が入ってきやすいですが、えげつない言い方をしてしまうと「自分が得する応援」を考えるとするなら、対象をこんな感じで分けてしまうのはアリかもしれません。

自分のスキルが発展途上の人でも使える応援

ライティング、動画制作、イラスト、マンガ、アート、翻訳なんでもいいですが、自分の持ってるスキルがまだちょっとプロには足りないかなくらいの人が誰かを応援する場合です。

対象:誰でも
特にインディーズ系のこれから伸びそうな人を早めに見つけてうまく押し上げられると後で見返りが大きいかも。(エンジェル投資みたいな感じです)

スキルがプロ級の人がやったほうがいい応援

自分の持ってるスキルですでに仕事をしている時、もっと大きな仕事をしたい、活躍の場を広げたい人

対象:大物
相手が大物の場合は、すぐに仕事につながる可能性が高いので、応援によって自分の優秀さと気配りのすごさを伝えられるといいんじゃないかなと思いました。
大物が新しいサービスを始めたばかりみたいな時に応援すると、大物に近づける率が上がりそうです。

人に頼むって難しい。。

2020年から2021年の前半にかけて、私は割とお金を払って人にやってもらうというのを意識的にやり始めました。今後、大型作品とか自分の手作業ではつくれないものをつくっていきたくて、小さく「頼む練習」をしたかったんですね。

数千円から高くても十数万円くらいなので、大きな仕事ではないんですが、実感したのは「頼むって難しい」です。「人材」っていう言葉を初めて実感した感じです。

特に自分がプロとして知識がないジャンルだと、相手の力量がどのくらいとか分からないんですね。どちらかというと、作品を理解した上で、プロとして提案してくれた方が助かるのです。

そういう意味で、石川県のガラス工房カレットさんにつくっていただいた「みじんこ」はめちゃくちゃ完全体でした。

私はガラスづくりの大変さとか全然わからないですが、これまでの経験からお客様のことも考えたバランスで素晴らしい作品として仕上げてくださったんですね。

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プロにお願いするってこんなに違うんだなって実感できました。オーダーさせていただいたみじんこたちも完売しましたし、またなんかの機会にお願いしたいなと思っています。

自分がそこまでくわしく知らないジャンルのことをお願いしたい場合、そのジャンルのスキルを持っていて「応援がうまい人」がいたら、自分だったら応援がうまい人にお願いするなって思ったんです。

というのも、応援がうまい人が味方につくと、多少スキルが発展途上だったとしても、それを上回るメリットがいろいろありそうだなっていう気がするからです。むしろスキルが発展途上の人の方が、それを補うためにできることをいろいろ頑張ってくれるかもしれません。

大物のほうがわざわざ相手のスキルとかを気にしてくれないので、自分の認知(ただ知ってもらう)を取りに行くのではなく、自分の優秀さを応援経由でアピールしておき、必要そうなタイミングでスキルをアピールして知ってもらうとかはアリなのかもしれません。

とりあえず、応援する相手が本当に必要な応援をサクサクっと投げられる力を身に着けると、いろんなところに汎用しやすいし、チャンスも勝手にきやすいかもよ!っていうお話でした!

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