分業時代のマンガ制作~原作小説をマンガのネームにする前に整理すること
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分業時代のマンガ制作~原作小説をマンガのネームにする前に整理すること

自分の物語がマンガ化・映像化されたところが見たい!ということで、絵の描ける人にネーム制作をお願いし、Twitter経由で持ち込みすることを目指しています。

原作となってる医療ファンタジー小説はこちら。

20ページくらい描いてもらったところでシナリオから全とっかえになってしまったんですが(申し訳なさマックス)、数ページの修正で物語全体の雰囲気がガラッと変わってびっくり(ありがたい気持ちでいっぱい)。

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自分としては早く持ち込みしてみたい、編集者さんになんて言われるのか聞いてみたいという気持ちがたくさん。同時に「つまらないですねー」って言われたらどうしようっていうハラハラ感もあってとても複雑な心境です。

雑誌掲載されるようなマンガは、作家も編集者も絶対にいい!と思って出してるはずなので、それでも全然売れないことがあるってしんどいですよね。

でも創ることってそれ自体が癒しなんじゃないかっていうくらい大切な人間活動だと思うので、創りたい人がずっと創りつづけられる社会だといいなと思っています。(noteのミッションみたくなってきました)

原作小説をマンガの原作にする時に考えるといいことを考えてみました。

1)シナリオの順番変更

小説の基本的な書き方の本みたいなのに書いてあったんですが、初心者の書く小説って「おもしろいところ」を出し惜しみして後に後にもってくる傾向があるみたいなんですね。なので、コンテストとかで出されるものを見ると、冒頭がめっちゃつまらないと。

これを知ってから有名作家の作品を読むと、最初のほうにどんどん事件+解決→次の謎、みたいなのが起こっていて、冒頭からどんどん惹きつけられるんです。

特に、マンガの場合は1ページ目からなんか起こってますよね。小説だと文章なので、今後出てくる謎を1行書いてしまうことで引きにすることもできますが、マンガにする場合は「絵」なので、絵とセリフで引きがある部分を冒頭(特に1ページめ)に持ってくる感じになります。

文章で引きになってるシーンが、マンガとしても引きになるシーンならいいですが、そうでない場合には1ページ目に引きがくるように順番変更します。

2)セリフの変更

これはけっこうあるんですね。物語を書く時に苦労していた「カタカナ語をどれだけ使うか」とかも、絵だと必要なくなります。「リュック」とか「バックパック」とかがなんか違うなぁ、でも「荷物入れ」っていうのもなんか違うなぁ、小説を書く時に苦悩してたことが解消されるのはとてもありがたいです。

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テキストとして必要だったセリフもありますが、マンガにした時に不要ならセリフはどんどん取ってしまします。

3)見せ方の変更

「笑い」を描くのがとても苦手なので、自分の作品ではあまり困ってないですが、小説の文章で笑えるシーンって、マンガの見せ方にすると、あんまりおもしろくないことがあります。

具体例を言うと、「アルスラーン戦記」なんですが、キャラクターがとても魅力的で、キャラクター同士の漫才のような掛け合いがとても笑える歴史ファンタジー小説なんですね。

でも、これをそのままマンガにしても文字がいっぱいで小説ほどのおもしろさにはならないと思うのですね。荒川弘先生のマンガ版「アルスラーン戦記」では、キャラクターを生かしつつ絵的におもしろいシーンが追加されていて、マンガとしてのおもしろさが出てるところがすごいなぁと思って拝見していました!

超おすすめ。

4)目的のないシーンはトル

小説の一文より、マンガの1コマほうが密度が高い気がするんですね。次のシーンへ展開させるためのフックとしての文章やセリフとかはいらないので、物語の主題を伝えるのに不要なシーンは全部トリます。

なんか、何回かおんなじことを書いちゃってるかもしれないんですが、なかなか一回で学べない子なので、繰り返しながらちょっとずつ頑張っています。

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Ouma(オーマ)は世界10カ国13カ所のアートプログラムに参加した元獣医の細胞アーティスト。黄色いのはみじんこ。19-20年SWATCHデザイン。創作を通じて一人一人が社会に必要とされ、社会から守られる関係をつくれないか模索中。ALS支援のせりか基金月額寄付中。つくる人がすき。