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分業時代のマンガ制作~シナリオ担当がチェックするといいこと

絵は描けないけどマンガ原作をしてみたい!ということで、絵の描ける人にネーム制作をお願いし、Twitter経由で持ち込みすることを目指しています。

原作となってる医療ファンタジー小説はこちら。

絵ができてくるのがとても幸せででしてね。物語がマンガ化される、ドラマ化される、映像化されるってすごいことなんだなぁってとても実感しています。

車掌

絵になってるだけでとても幸せなので、つい一読者気分でウキウキ見てしまうんですが、設定があってるかどうかを見ないといけなかったことに気づかされました。

たとえばこのシーン、主人公の女の子が列車から顔を出して外を見ているんですが、この列車、窓が開かない設定なんですよね。

見せてもらった時に気づくべきだったんですが「背景かっこいいなー!」って思ってたせいで全然気づきませんでした( ;∀;)

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小説だと「窓は開かないようだ」みたいに短い文章で表せば済むんですが、マンガの場合には、ナレーションを入れるか、登場人物に窓を開ける動きをさせて開かないことを確かめるという「行為」で状況説明をする必要があります。

その前に「そこまでその行為をする必要があるか」を考え直す必要があるんですよね。窓が開かない設定なのは、乗ってる間に飛び降りて逃げるとか登場人物たちのイレギュラーな行為を防ぐ目的なのですが(乗車券を見せることで乗り降りするのがとても重要な物語なため)、1話の段階でそこまで説明すると物語のスピードが止まってしまうかもしれないし(読者が飽きる)、設定はあってもそこまで重要でないなら、あえて絵で見せなくてもいいかもしれない。

マンガ脚本として考える場合には、設定は細かく考えておくほうがいいと思うのですが、設定を絵ですべて見せるかどうかは考える必要があるなーと思ったのでした。

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↑ 窓から顔出てる設定はネームの方が気づいてくれて直してくれました。

これまでに学んだことはこちら。進捗が見られるので、もしよければ見てやってくださいませ。

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