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Ouma(オーマ)の #ArtSticker コレクション

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ArtStickerというアーティスト発掘サイトで見つけたお気に入りのアート作品コレクションのまとめです。
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

「豊かさ」とは自分の基準をもち、それを守ること、鮫島 慧

ArtStickerコレクションより、こちらの作品をコレクションさせていただきました!なるべくStickerしたことのない作家さんを探したいと思ってたのですが、二度目のStickerになりました。うーん、おもしろい! こちらは「貧困が好き」みたいなタイトルで、狭い自宅で鶏を飼っている様子を表した作品です。 とてもいいなと思ったのは、鶏小屋(ヒト小屋?)が部屋の向きに対して斜めに設置されていたところです。 斜めに設置されているので、机にぶつかってしまうので、そこは机がはみ

物事の本質は進化した「カタチ」にある、丸山純子

ArtStickerから丸山純子さんの作品をコレクションさせていただきました。 レジ袋とワイヤーでつくられた作品ですが、「花畑」のように感じてしまいます。タイトルを見るとやっぱり「花畑」と書かれています。 まったく植物の要素がないのに「花畑」だと感じてしまうのは、それぞれの「カタチ」が花に似ているからなんですよね。 私たちは「カタチ」によって物事を分類(認識)しているんだなぁと感じたんです。 花っていっても、いろんな花があるはずなのに、ふわふわっとしたものが頭に、そこ

人はなぜアート作品に感動するのか、須田悦弘

ArtStickerというアートコレクションサイトでもコレクションさせていただいた須田悦弘さんの作品から、人が感動する理由を考えてみました。 ArtStickerコレクションした時に入れたコメント風力発電所の上に生えた金色の雑草。一年に一度、数人が見られるだけで、直接作品を見られる人はほとんどいません。 創作物はだいたい、誰かに見てもらいたがっています。 でも「雑草」はただそこに生えているだけ。 誰にも気づかれなくても、ただそこで生きているということ、存在していることを

【New Event】 Shun Art Gallery Tokyoで開催中のグループ展『命の力 -Power of Life-』がArtStickerに加わりました。

概要 この度 ShunArtGallery は東京にギャラリーをオープンする運びとなり、偶然このような時期にオープニングが重な ってしまいましたが、考慮の末、第一弾の展示のテーマは「命の力 -Power of Life-」としました。 2020 年が始まり突然起こった予期せぬ事態により今世界は大きく動揺しています。ウィルスという目に見えぬ小さな ものによりこんなにも生活が脅かされるとは、人間というものが実は意外と弱い存在であることに気づかされたので

現代の生き方としての集合性と液体化、西野達

ArtStickerでのコレクションを再開しました。 しばらく考えて、毎日投稿は目立ちすぎる(=1ユーザーがArtStickerの文化っぽく強権をもつのが全体最適と思えない)のでやめることにしました。 その代わり、作家さんを一人だけピックアップして丁寧に解説。noteからArtStickerに導線をつくり、ArtSticker内の投稿から私のnoteに導線をつくる、みたいな感じでしばらくやってみます。 コレクションまとめするより、一人ピックアップのほうが読んでる人にとって

ArtStickerを1か月使って考えたこと

※2020年6月13日ちょっと追記しました。 ※この記事を書いた当初と比べ、かなりいろんな改善が入っているようなので、あくまで過去のアーカイブとしてご覧ください。 (かなりアップデートされていて誤解を招くといけないため、2021年7月時点で、記事の一部を削除しました) ArtStickerというアプリがあります。120円からアーティストの作品をアプリ上でコレクションしたり、作品を購入したりできるサイトです。 約1か月間、作品を見まくり、現代アートってなんだろう、自分に必要

#ArtSticker Ouma(オーマ)コレクション vol.4

ArtStickerというアプリ上でアートをコレクションできるサービスでコレクションした作品集です。解説とともにお楽しみください! 1)藤原 光平 そこらへんに置かれていた紙が、たまたまクシャリとしてでき上ったような作品。 がんばって立ってそうなか弱い存在に見えるのに、座れるのか!というのが驚きです。座れるということは、人の体重を支えられるほどのパワーがあるということ。 自分が実際に座るとしたら、この存在のことをとても気遣い、無理をかけないように座ると思うのです。ただの「