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今年の桃は高値になりそうです

鉄腕DASHの影響で農業に興味を持った私は、ある果樹農家さんのところでお手伝いをさせて頂いています。

ちなみに場所は、果樹栽培が盛んな新潟市南区という地域です。


そんな農家さんから今年の桃の状況が芳しくないと聞きました。


農家さん曰く、3つの原因が考えられるそうです。

①3~4月の気温が低かった

②長雨

③日照不足

※農業の学校に通っていたわけでもなければ、農家として働いているわけでもない人間の話なので、詳しく知りたい方はググってみてください。


①については、今年の新潟は3月~4月頃って全然気温が上がらなかったんですね。

しばらく毛布+布団のセットで夜を過ごしました。

GWが明けてからようやく春らしい気温になるかと思ったら、一気に30℃近くまで気温が上がった時期もありましたね。


桃の花が咲くのがこの時期のようなんですが、ちょうどこの時に気温が低いと花が咲かないそうなんです。

花が咲かなければ、当然実もつかないので収量が落ちてしまうことになります。

その後、だんだん気温も上がっていき、例年並みになったかと思ったら。今度は長期間の梅雨が襲ってきました。


ここが②・③に繋がります。

②が自分としては「へぇ~、そうだったんだ!」と思ったところではあるのですが、桃って雨に当たると実が落ちちゃうことがあるそうです。

しかも今年は、梅雨が長期化したことで日照不足となり、生育遅れなどの影響もあって十分な収量が見込めない、とのこと。

こうした理由から、今年は例年に比べて供給量が少なくなるため、桃の価格も高くなるんじゃないかと言われています。


ちなみに、新潟市南区では梨の栽培も盛んです。
しかし、実がつき始めて徐々に大きくなっていた最中、突然この地域に【雹】が降ってきたんですね。

梨はかなり傷つきやすい果物で、数cm程度の高さから机の上や同じ梨の上に落としただけでも傷ついてしまう繊細な果物です。
そんな梨に【雹】が当たったもんですから、梨の表面は凸凹になってしまいます。

実際に私も、梨の袋掛けという作業をお手伝いしたのですが、確かに複数の梨でクレーターのような凹みがいくつか見受けられました。

味に影響はそこまでないと言われていますが、見た目が悪いとやはりなかなか売れないので、B級品など通常の価格より安くor出荷しないという選択をする農家さんも少なくないのではないかと思います。


また、今年は長雨の影響で桃以外にもじゃがいもや玉ねぎなど、皆様の家庭で日常的に食している野菜も価格が高騰しています。

コロナの影響で各ご家庭のお財布事情が厳しいことも重々承知しておりますが、農家の方々も値段を上げざるを得ない状況にあることをどうがご理解いただければと思います。

これからスーパーや直売所に行って、桃や梨の値段を見たときに「高いな」と思って購入をためらってしまうこともあるかもしれません。
そこは、このような状況の中でも、丹精込めて果物を作っている農家さんを応援する意味も込めて、1つでも多くお手にとっていただけると嬉しいです。


それでは、今回の内容は以上となります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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