47歳の誕生日

2018.4.27、子宮筋腫の定期検診の結果を訊くために外来した時に主治医と出会った。

前回より悪い結果であったことからから腫瘍前回より腫瘍が大きくなったことや重度の貧血があったことで就業が不可能になるほど体調不良になってしまった私を心配して、

「仕事してないんでしょ?」

と言われ、唖然とした。

私の外見はガリガリに痩せていて、典型的な貧困層のスタイルをしているので完全に

底辺

呼ばわりされたことに関して憤りを感じた。

このレベルだったら手術適応となり、身体に傷をつけられるリスクを恐れることは勿論、高齢の家族と同居しているために家を空けられないために手術を拒否して、注射お処方薬で対処したいと願い出た。

主治医の発言から命を預かる職業に就いている橘に仮に手術をお願いしようとしても安心して任せられないと思い、その病院で診察することを止めてセカンドオピニオンに相談をすることも考えた。

確かに私が患った #多発性子宮筋腫 は年齢的には #全摘 すれば解決できるのだが、女性のシンボル を失う精神的なショックは大きい。

数ヶ月間注射で対応した結果、過酷な日常生活によるストレスの負荷がかかり、大量出血による貧血で救急搬送されてきた私のもとに駆けつけた主治医の表情が出会った時の表情から一転したような気がした。

理性を失った私は主治医に #医療事故 を起こした病院の付属大学の出身なのか訊いたら笑顔で否定され、 #慶應 の医局に所属していると告げられたことから彼女がそう言うのだったら手術をお願いしてもいいかなと思った。

又、私と面識がありそうな医師達も慶應の医局に所属していることや、入院した病院も系列であるといった情報も入院生活に不慣れな私に教えてくれた。

そのことから分かるのは今までの人生が #底辺 の人達に囲まれていた影響で不遇な出来事を経験したことによる慣れから卑屈な考え方をしていたことに気付く。

朝晩の回診時に初回の外来に対応された経緯を主治医に明かしたと同時に本来の私を少しずつ取り戻した。

家族以外の者と会話するのは久しぶりのこともあったことの嬉しさもあっだことから過去の劣悪な環境にいたことや #毒親 との共同生活による苦痛から逃れる為の逃避が必要であったことからレベルの高い人達との交流の場を与えてくれたのだろう。

退院とともに、冬の初め頃の診察終了の時点で主治医が別の病院に異動するということを告げられ、名残惜しいどころか、お互い社交辞令抜きで再会できればという願いから握手をして別れた。

#平成最後 の大きな出来事(正式には #令和 になる前の4日前に誕生日を迎える)と同時の誕生日プレゼントとなった過去に出会ったことがないタイプの人達との出会いをしたことが私の人間関係における大きな転機といえるだろう。

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。