増幅していく不安の先

誰かへ。


 「不安 」というものは
人の思考が作り出すものに過ぎないので、
思考をしなければ不安になることもない。

…ということを聞いたことがあります。

実際に体感としては98%くらい、
考えていたほど不安に思う必要はなかったことが多いです。

先日、友人から
共通の友人と仲違いをしているという相談をされたのですが、
その件について私は既に知っていて、仲違いの理由も知っていました。
もちろん、本人には伝えませんでしたが。
なので、
友人が語り続ける不安な気持ちが間違いではないこともわかるのです。
むしろ正解すぎるのです。

これはまさに、残り2%の方に分類される場合。

それでも、やっぱり自分の中だけで思考しているのは
不安だけが増幅していって、
不安で不安を解決することはできないので、
2人だけで声で話をしてみることを勧めました。

文字で伝えるというのは、
声で発するよりもじっくり考えてから表現できるメリットはありますが、
逆に、声で伝えるというのは、
そこに含まれる感情や雰囲気や声色など
言葉以外の情報も含まれますし、
何より、キャッチボールのレスポンスの速さから、
互いに思考や感情もまとまっていきやすくなります。

人と向き合うということは
時として怖く感じることもあります。
それでも、本当に大切に思う相手であればあるほど、
少なくとも、お互いの声で心を見せ合うことが
何よりも相手を知る近道、ということを
私は大切な人と出会ってから学びました。

どうか、思いが通じ合って
友人たちの仲違いが解消されますように。

そして、何かに不安を抱いているあなたの気持ちも
ほんの少しは不安から解放されますように。


2024.2.23 Oui

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