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寂しさと付き合う人生

 「一人でいるよりも、二人でいた方が寂しくないから」ある男性の深い言葉。あぁ男性もようやく寂しい気持ちについて語れるようになったか。しみじみ感慨深い気持ちに・・・。きっとその方にとっては、誰かと歩む人生が自分の生きる糧になっているのでしょう。


 恋人?友人?いかんいかんここでデリカシーのない深追いは禁物。ただその人は良い暮らしを過ごせていると思う。人との交流で孤独を紛らわすポジティブパターン。たまに嫌なとこが目についても、他者をゆるせる人。その人にとって誰かが必要で、誰かに必要とされることも同じくらい大切なんだろうな。


 一方であるタレントさんが「2人でいても寂しかった」と語り離婚された話も思い出しました。2人でいたから、安心できるわけ訳でもなかったでしょう。うまくいかない予感が2人に漂い始めると、むしろより心の隙間が目だって寂しい。


 人の抱える寂しさは、決して測定できない。どの寂しさもつらく悲しい。でも冒頭の男性には、希望を感じました。誰かの寂しいはまた誰かの寂しいに届くこともあるのだと。人ではなくて動物に救われる人もいるでしょうし、事実本人がみたされる場所や空間を見つけられた人もいるわけで。


 寂しさから逃れるより、寂しさを上手にときぼぐせる何かがあれば、人はつぶれずに自分の足で何とか生きていけるのかも。寂しいは楽しいに、変わる日も来るかもしれない。


 巷で自由恋愛など極端な考えを見るにつけ、この人も寂しいのかと感じたりもします。ただこの寂しさの紛らわせ方は、危なっかしい。より孤独を深めるループに陥ってしまう。深入りすると底なし沼で抜け出せない。孤独で身動きがとれないように見えます。


 寂しさの取り扱いは非常に厄介で、孤独対策ってどこまで効果があるのだろう。私も孤独の取扱説明書が欲しいくらいです。良い孤独との付き合い方を自然と身につけれるといいな。


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