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 ほんの少しの後悔は人生を豊かにする

 「あの時こうしていれば・・・」はきっと誰の人生にもありますね。後悔することは、決して悪い事ばかりだとも思わないんですね。くよくよ悩んで辛くなるのは確かにしんどい。


 でも後悔を反省にかえて次に上手く繋げられたなら、成長したともいえるんじゃないかと。全く後悔せずに生きていける人もいない。どうやって次に生かすかの方が大事でしょうか。


 私は若い頃具合が悪くて病院に行ったら、良く分からない診断がついて随分と苦労した事がありました。当時対応できる先生がとても少なかったので、遠い大学病院まで新幹線に乗ってセカンドオピニオンを使ったりしていました。


 ある時診察してくださったお医者さんが「まだ専門の先生が少ない。日本には数えるほどしかいない」とおっしゃって、別の角度から対応できる先生を紹介して下さったのです。


 「知り合いの医師があなたの住んでる都道府県にいますから、そちらの病院で診てもらったら良くなると思いますよ。」と転院にも力を貸して下さいました。すごく有難かったのですが、ぽつりと「わたしも今まで失敗経験してきました。(後になって)こういうこと言わなければよかったかなと思うことが今まであった


 突然語られて、なぜ私にという思いが去来したのです。医学の世界は日進月歩で現場の先生方も対応に日々苦慮なさっているのかもしれません。ただあの時こうしていればをプラスに変えた方は、今度は助ける側に回れるんだとも感じました。


 同じ過ちをもう二度と繰り返さない。そんなひとに私もなりたい。後悔という感情を上手くコントロールすれば、向上心に変わることもあるのだな。失敗は誰の人生にもつきもの。リカバーするのもそのひと自身。気の持ちようもあるでしょう。


 私はこのお医者さんと同じように、生きられてるだろうか?いきなりは無理でも、お手本にしたい生き方の1つです。もうそのお医者さんになかなかお目にかかれない。その後とても偉くなられた方ですから。ただもし次に会える機会があった時は、私も素敵な大人になって再会したいな。すっかり回復した私も元気な姿で、またお目にかかれる日を楽しみに、今日もしっかり仕事を頑張ろう。


もしサポートして頂けたら嬉しいです。一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。