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まっさらな気持ちで、アートに向き合えたなら

企業や教育現場でアートが、かなり注目されているそうです。作品の解釈を鑑賞した側が考える正解がないものに対して、自分なりの考えや答えを見つけていく。昭和の学校教育では国語が担っていた役割でしょうか。アートに触れるって、素敵な取り組みだなと思いました。


 ただ美術に造詣の深い方々も、講師や非常勤のような形で授業されていたのが気がかりでした。新しい物の見方は、きっと一回こっきりじゃ身に付かないでしょう。継続的にそういうプログラムを受講するというのも必要かも。一過性のブームで終わらせない為には、どうすればよいのか。既存の科目とアートのコラボも面白いと思います


 大人の場合カチカチになった頭や心を解きほぐすには、それなりに長い時間も必要なんじゃないかな。子供のころのような柔軟性は持ち合わせておらずとも、自分もフレキブルに物事を判断してみたいな。私はアートの素養が無くて、アーティスティックな才能をお持ちの方が羨ましいです。芸術の世界って他人に理解されない苦しさを作品に昇華させる側面もあるので現代の閉塞した雰囲気には再び脚光を浴びるのも無理はありません


 これだけ学校や会社でもアートについて触れる・学ぶという事は、先生も経営者も組織の中で発生した問題にどう対応すべきなのか正直分からないのでしょう。アートについて学ぶことは、1つのきっかけに過ぎないのでは。多面的なものの見方を皆がほんの少し身につけたら、組織の中にいる人達からもいい知恵がぽつぽつ生まれてくるんじゃないか。そんな前向きな期待も生まれますね。


 ひょっとしたらアートとは遠いようで、意外と身近なものだったりしてアートと社会問題を結び付けて考えて見たら、何だか新たな気付きに出会える。そんな時代の到来が待ち遠しくもあり、私自身もしなやかな思考を後天的に身につけたいなと強く願っております。

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