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寺子屋を見つけて

 自転車でいつもあまり通らない道を通ったら、寺子屋と書かれている建物を発見しました。子供たちが学校の宿題などをするのに通っているようです。寺子屋って学生の時に習っても、あまり実感のない場所でした。寺子屋に行っているという話も周りであんまり聞いた事も無かったし。


 コロナで大変なご家庭も多い昨今。学びの場として子供達にある程度開放されていてすごく素敵だなと思いました。寺子屋で他の学校の子達と知り合いになったりして世界が広がるかも。きっと寺子屋に通っている子達は、お寺という存在を身近に感じる思います。お寺も今や維持していくのも大変な時代。お坊さんも、複数のお寺を掛け持ちしたりと、かなり苦しいそうですね。私も「奉仕の精神」の在り方を今一度考え直していきたいと思います。


 私の小さい頃は、ごく当たり前に「お寺さん」って呼んでた。近頃は中々墓参りにも行けていないので反省しております。やっぱり心の拠り所としてそういう場所が何カ所かあった方が良いんじゃないかと思う事もしばしば。コロナだけじゃなくて色々と殺伐とした時代にしんどさを吐き出せる所や悩みを聞いても止めておいてくれる人を求めてしまう。こんな時こそ顔の見える地域社会の「繋がり」ってやっぱり大事。

 
 「心を許せる話し相手を探す」って現代では難しいようにも思えてきて。困った時だけこんな事を考える私は、ズルい人都合の良い奴なのでしょうか。ここしばらく足が遠のいていたものが、有事の際には改めて有難みを感じます。きっとお寺だけではなく、他の事にもいえますね。


 昔からあるものを大事にして生きていきたい。私も出来る事があれば、今度は誰かを助ける側に回る事も考えていかないと。たまたま目にした寺子屋の看板から色んなヒントを頂いた。これもきっと何かのご縁でしょう。


 

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