まだ見ぬ作者をふと想う

　美濃焼のマグカップをホームセンターで購入しました。ザ王道というよりも雑貨ライクな品物。値段も手ごろな価格でした。結構何軒も回って、ようやく自分好みのものに出会えたと思います。


　大量生産品だと思いますが、このマグカップ作られたのはどこの工房のどなたなんだろう。そんな事を考え始めると、楽しくなりますね。野菜だと○○さん家のトマトとか生産者の顔も写真付きで見えて、御贔屓のとこから買う楽しみもありますね。


　うちの親も野菜にはこだわりがあって、「ここの農家さんじゃないと嫌」とかあります。陶芸にも作られた方のお名前が、どこかに記載されていたら嬉しいです。自分好みの作風の作家さんなら、またリピートしたいなと考えたり。自分はどういう系統のものが好みなんだろうと自分自身で把握するためにも陶器市などは、本当に居心地の良い場所。


　名前を刻印出来るのは、有名どころの作家さんだけ？お弟子さんが作られた作品でも何年かしたら凄い価値が出る可能性は大有りじゃないですか。そういう未来の先生候補を発掘する楽しみも、陶器探しにはありますね。自分もいつか大化けするかもなんて重ね合わせてみたり。


　noteにもクリエーターさんの卵は沢山おられて、きっと日本中にクリエーターの芽がひっそりと育っていくんだと思います。安いお値段しか出せませんが、僭越ながら今回はマグカップ購入という形でひっそりサポートさせて頂きました。その内私の目利きセンスが突如開眼したり、ほんのり期待しながら。密かに陶器を愛でる日々です。私にも何らかの形で思いが帰って来たら良いな。