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 暮らしをクリエートする

 漠然と暮らしという事について、文系的な要素が強いのではないか。ずっとそう思ってきました。しかし今やそんな考えは、もう古い。本を読んだりする内に、暮らしというものも理系的な要素も必要だと気づきました。


 例えば近年建築家さんが脚光を浴びているのも、いくらか関係しているように思います。文化的の高い建造物に限らず、もっとごく普通の人が暮らす家や建物を生み出せる。そんな建築家さんに注目が集まっていますね。


 住む人が使いやすい家とかその土地の気候に合わせた建築法など。ディープな注文住宅というよりは、もっとざっくりした施主さんにとって快適な家。


 ブランドにとらわれるでもなく、ただただ自分らしい暮らしが出来る家自分らしく生活できる家と言い換えることも出来るかもしれません。そんな家に誰もが住みたいのだと思います。


 そんな願いをかなえるお仕事が、フィーチャーされ始めました。建築家さんにも即物的な感覚というより、もっと文系的な抽象的な概念も上手く具現化できるセンスが求められています


 暮らしって人によっても違うもので、これが正解というものもないあやふやで不確かなものでもある。何を良しとするかも人によりけり。そんな中んで一つ一つすり合わせていくのは、根気も必要でしょう。


 建物に関しては専門職の方のサポートが無ければ、みんな家は建てられない。耐震基準であったり、様々な条件をクリアしてようやく完成。建築家さん方は家を買うとか建てるという事のもっと先を見据えて、作ってくれているようです。


 巷では場所づくりという言葉が、頻繁に聞かれるようになった。「私たちはただ建築物を作っているのではない」そんなメッセージを感じます。声なき声に耳を傾け、日々家づくりに励んでいらっしゃるのでしょう。


 場所づくりと聞くとなおさら社会学的なものを瞬時に思い浮かべてしまうけれど、もうそんな時代じゃないんだ。理系の概念も上手くミックスして暮らしをクリエート。こちらもしっかりバージョンアップしていかないと。


 ほんの少し前までなら理系の分野にも、今後もっと文系的な発想も必要とされることでしょう。上手く融合して面白い化学反応を起こしてくれると良いですね。


 


 


 

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