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小言が多くなるのは不安だから
人は「失敗しながら学ぶものだ」と頭ではわかっているのに、つい小言が多くなってしまうということがあります。これは「不安」が原因。
失敗する姿を目にすれば、誰だって「残念」「ガッカリ」というマイナスな感情が動きます。それを制して「大丈夫」「いい勉強になった」と思えるには、心が安定していないとできません。
安定しているということは、不安定ではないということ。
つまり「安心」に満ちている状態であることです。
常に「安心」と「不安」は領土争いをしているようなもの。
頭ではわかっているのに、感情がついていかないのは、「安心」が減って「不安」が心の領土を占め始めているからです。
人によって「不安」の勢力が人一倍強い人がいます。それには理由があります。
例えば、過去の失敗が心の傷になっているとか、失敗している人を見て怖くなったことがあるとか、失敗を恐れる小言の多い親に育てられたとか、などなど。
いずれにせよ「失敗したらとんでもないことが起こる」と、不安が暴走を始めてしまうので、失敗を必要以上に怖がるし、わが子の失敗をあたたかく見守るなんてとても難しい、と感じてしまうのです。
そんな心の動きに気づけたら、これは素晴らしいチャンス!
不安を制して、伸びやかな自分を育てていくことができるからです。
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小言が多くなっているのは、自分が不安になっているからです。
不安を抱えきれずに、ちょっとしたことで感情が揺れてしまうほど、心が敏感になっているからなのです。
小言が多くなっている自分に気づいたら、まずは丁寧にケアをしましょう。
自分を責めるのではなく、ケアするのです。
まずは深呼吸をして、「怖がらなくていい」「大丈夫、大丈夫」と優しく声をかけてあげてください。
しっかり受容されれば、相手を受容することができるようになりますからね♪
鶯千恭子(おうち きょうこ)
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