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◎ドキュメンテーション事例 (2)◎しらぎく幼稚園(福岡県福津市)

おうちえん編集部 大澤です。全国の園さんが作成した素敵なドキュメンテーションをご紹介します。ぜひみなさんの園での作成のヒントにしてみてください!

● 編集部厳選☆ドキュメンテーションご紹介!

今回ご紹介するのは、福岡県福津市 しらぎく幼稚園さんの事例です。しらぎく幼稚園さんは、毎月の「クラスだより」をおうちえんで作成しています。

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● ドキュメンテーション作成のポイント

しらぎく幼稚園さんは、今年の5月からおうちえんドキュメンテーションを使ってクラスだよりを作成しています。これまでは紙で作成・配布していましたが、園全体の業務のIT化に取り組むなかで、クラスだよりのデジタル化を決めたそうです。

さまざまな活動がたくさんの写真や動画で紹介されています。簡潔な文章で、ストレスなく読めるクラスだよりに仕上がっていますね。一見シンプルに見えますが、実はたくさんのこだわりが詰まっているんです。

★ポイント① 文章は短く、ひと目で読める分量で!
おうちえんドキュメンテーションでは、長文を書くことも可能です(画面に表示しきれないテキストはタップして読むことができます)が、しらぎく幼稚園さんでは、「タップせずに読める文章量で簡潔にまとめる」ことにこだわっているそうです。

短いテキストをいろいろなところに散りばめれば、ひと目で読むことができますし、すべてを読めばしっかりとストーリーが伝わります。タップのひと手間をかけさせない配慮は、地味なようで実は読む人とって非常にありがたいことだと思います。

★ポイント② 自然な姿を写真に撮る!
写真は担任の先生や補助の先生が「ここぞ」というタイミングで撮影しているそうです。カメラ目線でピース!しているような写真ではなく、子どもの興味やお友達との関わりが伝わるような写真を撮影するようにしているということです。

★ポイント③ 動画は短く!
動画の長さにも気をつけているそうです。しらぎく幼稚園さんでは、子どもたちのさまざまな様子を平均10秒、長くて40秒程度の動画で伝えています。

長い動画は撮影や編集が大変ですし、保護者にとっても観るのが大変です。短い動画は手軽に見ることができますし、いろいろな場面を切り取れば、短くても伝えたいことがしっかりと伝わります。

● インタビュー:「クラスだより」への取り組みについて

園だよりの取り組みについて、塩川園長先生と主任の安河内先生にお話を伺いました。

・クラスだよりが「紙」から「おうちえんドキュメンテーション」になりましたが、おたよりの内容は変わりましたか?

(安河内先生)今までは月ごとの活動を文章で説明し、イラストなどをつけていましたが、「おうちえん」を使うようになって写真中心のおたよりになりました。写真があれば子どもたちの様子がさらによく伝わると思いますし、文章の作成もとても楽になりました。

・クラスだよりは、どのようなタイミングで作成しているのでしょうか。

(安河内先生)各クラスで写真の枚数などを合わせたかったので、最初は学年の先生で集まって作成しました。少し慣れてきたので、今月からはそれぞれが好きなタイミングで作成するようにしています。これからもいろいろと工夫しながら、やりやすい方法を探っていきたいと思います。

・写真や動画は何で撮っていますか?

(安河内先生)先生は1人1台iPhoneを支給されているので、動画や写真はiPhoneで撮影し、園だよりもiPhoneで作っています。1台で完結するのでとても便利です。クラスだよりのほかに、毎月、写真や動画をクラスごとにフォルダにまとめて「おうちえん」で保護者に公開しています。保護者の方からは子どもの様子がよくわかって嬉しい、というお言葉を頂いています。

・先生は1人1台iPhoneを持っているんですね。

(塩川園長)業務効率化の一貫で、昨年夏にiPhoneを支給しました。今年の春からは1人1台パソコンも支給しています。ちょっとしたコミュニケーションや情報共有にはビジネスチャットツールを活用しています。もちろんみんなで顔を合わせて話し合うことも大切にしてはいますが、メリハリをつけてコミュニケーションできるようになりました。

・クラスだよりは、平均閲覧回数が約100回、多いもので280回と、本当にたくさん見られています。保護者にたくさん見てもらうための工夫を何かされているのでしょうか。

(塩川園長)特別なことはしていませんが、保護者にはなるべく普段の遊びや生活を伝えたいと思っています。職員には、特別な保育をした時以外の写真や動画ものせて普段の姿を伝えてほしい、と話しています。

クラスだよりは、公開したタイミングでバスキャッチの連絡アプリで保護者に連絡しています日頃からいろいろなご連絡を連絡アプリで行っているので、こちらが伝えたことにしっかりと保護者が反応するという風土ができあがっているのではないかと思います。

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読み手となる保護者の立場にしっかりと立って、メッセージの伝え方を工夫しているしらぎく幼稚園さん、本当に素晴らしいですね。細かい配慮があるからこそ、こんなにもたくさん保護者に見てもらえているのではないかと感じました!

「伝えたいことがたくさんある」、「誤解が生じたら困るのですべてを説明したい」、「文章量が少ないとサボっていると思われそう……」。そんな思いから、おたよりの文章はどうしても長くなりがちです。しかし文章が長ければ伝えたいことがちゃんと伝わるかというと、必ずしもそうではありません

伝えたいことを短くまとめるのは難しいですが、簡潔に書くことはとても重要です。写真や動画の力を借りれば、文章だけで伝えるよりも何倍もの情報が鮮やかに伝わります。

「ドキュメンテーション」というと、少しハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、写真や動画で子どもの育ちを伝えることができれば、月1〜2回のクラスだよりも立派なドキュメンテーションです。1年経って振り返ると、子どもたちの素敵な成長記録になっているはずです!

皆さんも、しらぎく幼稚園さんの「クラスだより」を参考に、まずは月1回から始めてみてはいかがでしょうか。



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