<セミナーレポート>始めてよかった!ドキュメンテーション
スマートエデュケーションの藤森です。
7/19(水)に開催したオンラインセミナーのレポートをお届けします。
保育が見える化され、保育の質が高まるドキュメンテーション。しかし、保育以外にも書類作成や保護者対応など、先生にはさまざまな業務があります。「ドキュメンテーションまで手が回らない!」というのが本音ではないでしょうか?現在の業務に「プラス」してドキュメンテーション作成では負担が増える一方です。おうちえんを導入している園さんは、上手に通常業務を「マイナス」して楽しくドキュメンテーションを活用しています。今回はそんなテクニックをご紹介します。
ぜひセミナー動画をご覧ください!
本日のキーワードは「楽」して「楽しく」。
でも、そもそもICTってなんでしょうか?ICTとは、
「I」 Internet
「C」Communication
「T」Tecnology
の略ですね。ICTを使って業務効率化!はよく聞きますが、コミュニケーションの質に着目することはあまりないのではないでしょうか?おうちえんのドキュメンテーションでこの「コミュニケーションの質」が高まることにより多くの効果が生まれていました。
東京都:きよせ幼稚園さま(6分45秒〜)
東京都清瀬市のきよせ幼稚園は園児数271人、職員数34人、自然豊かな園庭を有する園です。
園児管理システムではバスキャッチを導入。園児の登降園や職員の勤怠管理、保護者アンケートなど幅広く活用し、職員の業務効率化をはかっています。また、全館Wi-Fiが整備され、職員はタブレットやスマートフォンでいつでもどこでもICTを使用することができる環境が整っています。
バスキャッチの機能をフル活用していますが、あえておうちえんを導入したのはなぜなのでしょうか?「写真や動画で伝わる威力は大きい」と主事中村先生。
以前は紙で配布していたクラスだよりを廃止、おうちえんから配信に切り替えました。先生は毎日「写真1枚、コメント一言」を追加していき、週の終わりに公開します。手軽な作成にも関わらず、写真や動画が入っていることによってクラスの様子が活き活きと伝わってきます。
ドキュメンテーションでクラス全体の活動を紹介すると同時に、ポートフォリオでは一人ひとりの成長の様子を毎月保護者へ配信しています。こちらも以前はシール帳に手書きでコメントを書いていましたが、誤字を訂正するなど、手間がかかっていました。おうちえんになれば、パソコンやスマートフォンなど自分の使いやすい端末で、いつでもどこでも少しずつ書き溜めることができ、修正も楽らく。先生たちの負担はかなり軽くなりました。
また、おうちえんはバスキャッチと連携しているので、保護者はいつもつかっているアプリからおうちえんを見ることができ、こちらも便利ですね。
おうちえんがそのまま卒園アルバムに!(22分00秒〜)
こうして日々書き溜めた成長記録は、そのまま「卒園アルバム」として残すことができます!年長担任の先生が、入園時からの一人ひとりの写真をかき集め…。そんな手間も苦労も無く、「楽して楽しく」卒園アルバムが作成できます。
下記のQRコードをスマートフォンで読み取ると卒園アルバムのサンプルデータがご覧いただけます。
始めてよかった!ドキュメンテーション:きよせ幼稚園編(24分00秒〜)
ここで、おうちえんについて主事中村先生と主任岡里先生へインタビュー。1.保護者の反応は?
とても好評です。以前から保護者とは登降園の時など直接会話することはありましたが、実際の様子を見た上での会話はより豊かになったと感じています。家庭で親子で何度も見たり、祖父母を訪ねた時に一緒に見たりと楽しんでいるようです。登園時泣いてしまった子が、在園中楽しそうに過ごしている様子を見て、ホッとしたという声も聞きます。
2.おうちえんを始めたきっかけは?
2020年のコロナ一斉休園がきっかけでした。離れ離れになっているご家庭と何とか繋がりたいという思いで導入しました。
3.始めてみて実感したこと
今までの保育は行事主体で、それに向かって頑張る、ということが多かったのです。しかし、保育指針の変更などもあり、先生から「もっと子供主体の保育がしたい」という声が出るようになりました。そこで行事のやり方や内容を少しずつ変え、子供たちの成長のプロセスをおうちえんで見える化していきました。保護者は今までは行事本番しか見れていなかったので、おのずと当日の成果を重視してしまっていましたが、こうして見えるようになったことで、保育への理解も深まり、大きな混乱もなく、今の子供主体の保育に変遷していくことができたと思います。子供たちはどろんこ遊びが大好きで、「お洗濯大変だろうな〜」と思いますが、夢中で遊んでいる様子もドキュメンテーションで見ているので、特にクレームもなく受け入れて頂いています。
4.先生がたへアドバイス
おうちえんはスマホやタブレットでいつでもどこでも作成することができますし、本当に簡単です。私たちも楽しく使っていますので、みなさんも是非使ってみてください!
神奈川県:星の子第2保育園さま(34分40秒〜)
リニアの駅が建設中の橋本駅が近く、マンションの1階のフロアが園になっている、都市型の保育園です。定員50人、3クラスの縦割り保育をしています。職員は13人でとても家庭的な雰囲気の園です。
園児管理システムはではコドモンを導入しており、主に登降園管理や月案等を利用しています。おうちえんを導入してからは、すき間時間でも活用しやすいようにと、スマートフォンやタブレットをクラスに1台導入しました。
おうちえんは、毎日の様子や子供一人ひとりの成長記録を保護者向けに配信すると同時に、保育日誌と児童票としてもおうちえんを活用しています。
おうちえんはたくさんのテンプレートから好きなものを選べたり、枠のレイアウトや文字の大きさや色を変えられたりと、先生自身が自由に表現できることが「楽して楽しく」に繋がっていると小平先生。日々の保育日誌が「やらなければならない業務」から、「これもあれも伝えたい!」というテンションで書けるので、先生の負担感が全然違うそうです。
ポートフォリオも写真や動画があることにより、担任が変わってもどんな成長を経てきたのかが一目瞭然です。
「新しくシステムを入れたら、仕事は減らす!」がポリシーの小平先生。見事に業務を半分に軽減されていますね。
また、星の子第2保育園のドキュメンテーションはタグを上手に活用しています。クラスや年度だけでなく、「10の姿」などもタグをつけておくことにより、新しい先生が入ってきても、どんな保育を実践しているのかすぐに理解できます。先生同士も保育を振り返ったり、学び合いができることで、保育の質向上につなげています。
始めてよかった!ドキュメンテーション:星の子第2保育園編(47分20秒〜)
ここで、おうちえんについて園長小平先生へインタビュー。
1.保護者の反応は?
上の子が卒園後、下の子が入園となった保護者が「お姉ちゃんの時もこんなのがあったら嬉しかった」という声を聞きました。また、今までもノート等で保育の様子を共有していましたが、おうちえんになったことでより見える化ができたので、保護者と共通認識しやすくなり、会話が増えたり、保育への理解が進んだと思います。
2.おうちえんを始めたきっかけは?
ドキュメンテーションの必要性は以前より感じていたのですが、いざ実践するとなると先生たちの負担が増えることになるので、導入は躊躇していました。しかし、おうちえんを試してみたら私でもとても簡単にでき、導入後はあっという間に定着しました。
3.始めてみて実感したこと
保護者とのコミュニケーションが深まりました。また先生も、今までの文字だけの保育日誌では毎回書くことが同じな単調作業という形になっていましたが、おうちえんになったら先生の個性が出るようになり、今では名前を見なくても「この先生が書いたドキュメンテーションだな」と分かるくらいになりました。楽しく書いているからおのずと個性も出てくるし、今までは急かされて日誌を書くようなこともありましたが、今は進んで毎日配信してくれています。
4.先生がたへアドバイス
新しいことを取り入れるのに躊躇や戸惑いも有ると思います。新しいことを取り入れるときは、何か既存の業務を置き換えるという視点で考えたら良いと思います。例えば、おうちえんのポートフォリオは一人ひとりの成長を記録するので手間と捉えることもできますが、児童票に写真が付いたと思えば、すんなりと置き換えられます。
質疑応答(54分45秒〜)
質疑応答では、保護者の閲覧数や、既存業務との棲み分けなどさまざまなコツについてもアドバイスいただきました。是非動画をチェックしてみてください。
最後に
おうちえんは、無料でほぼ全ての機能がご利用いただけます。
ぜひ一度試しにご活用いただければと思います。
職員向けのドキュメンテーション研修も無料で行っております。
下記URLより、お申込みください。
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