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【導入園インタビュー】学校法人原口学園 しぶし幼稚園(鹿児島県志布志市)

「おうちえん」で素敵な取り組みをしてくださっている園さんをご紹介します。今回ご紹介するのは、鹿児島県志布志市の 幼保連携型認定こども園 しぶし幼稚園さんです!原口慈 教頭先生にお話をお伺いしました。


ー「おうちえん」導入のきっかけについて、教えてください。

新型コロナウィルスの影響で、今年は残念ながら保護者の参加なしで運動会を実施することになりました。運動会の様子をぜひ保護者の方に見ていただきたいと思ったものの、どうやって実現しようか悩んでいて……。そんな時に、ちょうど「おうちえん」のことを知り、「これを使えば、動画で届けられる!」と思い、導入を決めました。

ー今年は、どのような形で運動会を実施されたのでしょうか?

例年は大きなグラウンドを借り、撮影業者さんも呼んで運動会を実施しているのですが、今年は外部の方の参加は一切ご遠慮いただき、競技数も絞って、園庭で実施しました。競技も学年ごとに日を分けて実施し、できるだけ短時間で終わるようにしました。

ー運動会の動画を拝見したのですが、お遊戯もかけっこも本当に可愛くて、とろけてしまいました(笑)。

そうですね(笑)。「おうちえん」をスタートしたばかりで、まだ保護者の皆さまから、しっかりと感想を聞くことができていないのですが、喜んでくださっているといいなと思います。

ー運動会の撮影で気をつけていたことは、どんなことですか?

今年は先生がiPadを使って撮影しました。近くまで寄って、子どもたちの表情がしっかりと映るように撮影することを心がけましたが、慣れないので難しい部分はありましたね。おうちの方には事前にお手紙で「今年は先生が動画を撮るので、なかなか全員を上手に撮ることができないかもしれませんが、どうぞご了承ください」ということをお伝えしました。みなさまご理解くださったようで、安心しています。


たんぽぽ組 運動発表 お遊戯


ーお誕生日会の動画も、とても素敵でした。お誕生日会も通常は保護者が参加されるのでしょうか。

そうですね、いつもは、お誕生日の園児の保護者に園に来ていただいています。保護者はお誕生日会に参加し、その後教室で子どもたちと一緒に給食を食べて、保育の様子も見ます。今年はそれもできなくなってしまったので、動画で配信しようと思いました。

運動会の動画は、全員が平等に映るように頑張りましたが、お誕生日会はとにかく主役の子どもたちをしっかり撮影するようにしました。

ーお誕生日のお子さんたちが、みんなの前でとても元気良くお名前と年齢を発表していて感心しました。

そうですね。私も感心しました(笑)。担任の先生は、いつもの誕生日会に比べて、みんなとてもリラックスして発表しているように見えたと言っていました。保護者がいらっしゃると、みんな緊張してしまうみたいですね。その場で見ていただけないのは、残念でしたが、子どもたちの伸び伸びとした姿を動画に残せたのは、よかったかなと思います。

ー今後は「おうちえん」をどのように活用される予定ですか?

私自身は、普段の保育の様子をどんどん動画に撮って、保護者の方に見ていただきたいなと思っています。どんなお子さんでも、園で過ごしている時の姿と家にいる時の姿は多少違うと思うんですよね。園での子どもの様子を見ると、家庭での子どもの見え方も変わってくるのではないかと思います。家でわがままになってしまうのは、園ですごく頑張っているからかもしれませんし(笑)。

園をもっと開かれた場所にして、当園の保育について、そして園での子どもたちの様子について、保護者の方により深く理解していただきたいなという思いがあります。園と家庭の二人三脚で、一人ひとりのお子さんの成長を見つめていきたいと思っています。

ただ担任の先生にとっては、動画を撮られていることを意識してしまうと保育がしづらい部分もあると思うので、無理はせず、できるところから動画を配信していこうと考えています。今後、動画配信が保護者の方との良いコミュニケーションツールになるように、いろいろ工夫しながら、新しいことに挑戦していきたいと思っています。

(取材 / 文:大澤香織)

 

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