家事育児を「分かち合う」幸せ
お題企画「#家事分担の気づき」を知り、書いてみたくなった。
1.「家事は女がするもの」が揉める原因
経験上、収入の多い少ないを基準にして、家事育児を「分担」しようとしてもうまく行かないんだろうなと思っている。揉めるだけ。
現在47歳の私。夫、娘(5歳半)との3人暮らし。
3年前に約20年勤めた会社を退職。
現在は専業主婦兼自由業。音楽制作や楽譜販売を副業としている。
娘は知的障害。現在中度、次回おそらく重度の診断。
発達年齢2歳弱。いろいろ大変ではある。
先々のことに思い悩む時もある。
ただ、私個人としては、今の方がずっと、毎日が幸せである。
娘が生まれて、私が専業主婦になってからの方が、夫も積極的に育児だけでなく家事にも関与するようになってくれた。
以前の夫は、収入によらず「家事は女がするもの」という価値観だった。
共働き時代。たまに手伝ってくれることもあったけれど、
「女のお前がやらないから、仕方なく俺がやるけど」との嫌味付き。
同じだけ稼いでいるのにおかしいでしょう?!と思った。
何度も同じような喧嘩を繰り返す度、離婚まで考えた。
(・・・だから、たまにTwitter(X)で「妻が稼いでくれば、俺だって家事をする」みたいな投稿を目にすると、こう思うんだよね。そういう人は、仮に妻が同額稼いでも、絶対家事やらないだろ!って。女がするものだって言うんでしょ?知らんけど。・・・)
2.家事育児を「分かち合う」幸せ
そんなこんなで(思いっきり端折るけど!)
数年後には娘が生まれた。私が42歳のとき。
実家とは絶縁中だったし(今も)、義実家は遠方・高齢で頼れない。
2人で乗り切るしかない。そのためには、外に頼るしかない!
そこで産後間もなく、産後ケア施設のお世話になった。
1か月間の長期滞在。豪勢な海外旅行に行くくらいの金額を掛けて。
でも、あの1か月間が、いまの幸せな毎日を作るうえでの重要な基盤になったとつくづく思う。
母親だけでなく、父親も泊まることができる産後ケア施設だったので、
土日祝日には、夫も積極的に泊まってくれた。
助産師さん直々に、沐浴の練習、オムツ変えを指導を受けた夫。
はじめての親子同室は忘れられない。夫も私も一睡もしなかった(笑)。
あの時、「これを毎日やるって、ヤバいぞ」と夫婦で実感できたことは本当に良かったと思う。
産後ケア施設の助産師さんが、夫に指導する都度「育児は夫婦の連携プレーだからね!!!」と何度も言ってくださったことも、本当に良かった。
おかげで、私たち夫婦も「育児を第一に考える最強チーム」に生まれ変わらせてもらったんだと思う。
娘が生まれて以降、私たち夫婦は、以前よりも、きちんと話し合えるようになったなと思う。
夫は「家事は女がやるもの」との価値観で暮らしていて、
妻の私は、大学4年で実家の倒産を経験したこともあり、「仕事が何より大事」だった。夫は、幼少期からの私の心の傷を軽く見ていた。
職場の同期同士で出会い、仕事面での結びつきが強いからこそ、
「どんな風に生きていきたいか・暮らしていきたいか」ということの擦り合わせをしたことが無かったんだと、今なら良く分かる。
娘が生まれ、私たち夫婦に教えてくれたこと。
毎日の暮らしを味わいながら、家事育児を分かち合うことは本当に幸せなこと。
そして、家事育児を「夫婦の共同プロジェクト」と位置付けて、夫婦で向き合って乗り越えて行けるのであれば、こんなに幸せなことは無いと思う。
最後に。
家事分担をする上で、妻側としては、
夫に任せた家事は、基本的に夫のやり方に委ねることが大事かと(笑)。
よほど危険な時は言うけども「個人の趣味の違い」な部分は目をつぶる。
仕事を任せたんだから。ここら辺は会社での仕事と変わりないと思う。
以上です。
思うがままに書いてみました!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!