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こどものこと

 そのうち福岡へ住まいを移そう、と思って最も不安だったことが、我が家の娘たちのこと。とくに長女はもう小学校1年生になっていたので、学校・友達・習い事・彼女の行動範囲、これが全てゼロスタートになることが、私は心配でした。新しい友達は(彼女の性格からして)作れるだろうけど、今までの友達と別れることや、学校も習い事も多少のトラブルはあれどうまくいっているし。。。引っ越しのことを伝えたとき、長女が少し涙する姿を見て、私もさすがに苦しい気持ちになると同時に、数年後娘たちがより成長し、環境が固まれば固まるほど厳しくなる・・・とも思いました。こども個々人の性格によるだろうけど。

 ちなみに次女4歳も、保育園の友達との別れを理解したようだが、保育園では特別待遇で退園をお友達に伝えてもらったりして、まんざらでない感いっぱい。個々人の性格によると本当に実感。

 で、娘ふたり新しい環境に入ってどうだったかというと、長女は当初博多弁に苦労していたもよう。次女は幼いながらも友達作りを少しずつがんばって、笑顔で登園できるようになるまで、およそ1カ月半。長女も同じ時期には友達の名前も会話にたくさん出るようになり、環境がだいぶ安定したなと思ったところにコロナウイルスによる休校。世の中いろいろありますね。

 私のなかで予定外だったことが、長女の習い事。某大手の音楽教室に通っていたのだけれど、転居先で希望するクラスがなく断念し、近所のピアノ教室で個人レッスンに通うことにした。新しい環境と以前の環境と比べることはせず、その環境で得られるご縁を大事にしようと、私は気持ちを切り替えた。長女はどちらも同じくらい楽しんでいる様子なので、ひとまずよし。「子供さんそれぞれひとりずつのペースでレッスンすすめますから。」と言って下さった新しい先生。半年後の発表会では、バンドとの合奏なども経験させてもらった。新しい環境に身をゆだねたからこそ得た機会。そこで学びがあればそれでいいのではないかと思う。

次女は、通園する幼稚園でネイティブの先生による英語の時間があって、始めは「英語イヤなんだよな・・・」と言っていたのに、気がつくとアルファベットが読めるようになっていたり、突然英語を話したりするようになった。次女が言う「はーほーだーよ?」??? → 「How old  are you?」ということか!と気が付いたときの私の嬉しさったら! 他にも、「おかあさん『おんびゅらー』って知ってる?」と聞くので、呪文かお経か?と思っていたら「傘だよ!」・・・「アンブレラか!」耳から覚えるってすごいですね・・・私が英語話すよりよっぽど通じそう。

そのほかにも体育の時間などもあって、家に帰って布団ででんぐり返しをしたり「鉄棒怖いんだよね」と感想を話したりしています。怖いなりにも運動会では頑張って鉄棒でくるりんと前回りをしていました。幼児教育って全然興味なかったのですが、幼い子供たちの吸収力成長力ってすごい。

大人になると「その先」を予測してしまって、怖いことがあるんじゃないかとか、かっこ悪いんじゃないかとか、失敗したらどうしようとか、回避したくなるけれど、周りの人に手伝ってもらいながら、目の前にあることに対応していけば、なんとかなるかなと子供たちから学んだのでした。

引越してもうすぐ1年。私も目標にむかって少しずつでもがんばろう。

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