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プロフィールにも書いていますが、現在ぼくはうつで休職中で6ヵ月目に入ります。

症状も薬のおかげでもありますが、だいぶ回復しており、いろんなことにも「頭が回る」ようになってきました。
すると、うつ×休職で減免されることがもう1つあったんだと、今さら知りました。
あぁ、もったいない・・・。

基本的に、こういうことって教えてくれないんですよね、国も行政も。
同様(うつ)の方、いらっしゃったら、下記3点、ちゃんと申請していますか?
今回は、ぼくの知ってる限りですが、休職中に申請しておかないと損する制度についてご紹介します。その制度とは、

①健康保険の「傷病手当金」の申請
②自立支援医療(精神通院医療)制度の利用
③傷病手当金支給期間中の市・県民税減免申請


です。
(ぼくが最近まで知らなかったのは③です)
1つずつ解説していきますね。


①健康保険の「傷病手当金」の申請

休職すると決まった際に、おそらくこの「傷病手当金」だけは、会社の方から教えてもらえると思います。
(これすら教えてもらえないならブラック度高いと思います)

説明不足があると申し訳ないので、
詳しくは上記ページで確認してもらいたいのですが、
1年以上勤めていれば対象です。

期間は最大で1年6ヵ月間
1日当たりの金額は 「標準月額÷30日×3分の2」 です。

もうちょっと具体的に言いましょう(ぼくの恥をさらしましょう)。
ぼくの例でいうと、毎月額面の給与(手取りじゃなくて)が29万で、
1日あたり7300円
ほど。
毎月、20万ぐらいもらえています。

ただ、油断できないのは、ここから社会保険料がかかるということです

本来、社会保険料は会社と従業員が折半しています。
これまで元気に働いていたときに毎月引かれていた(控除)額は2分の1ということです。

会社にもよると思いますが、
休職期間中は給与が出ないだけではなく「会社が負担している社会保険料は払ってよ働いてないんだから」となる場合が多いと思います。

なので、この負担がけっこう大きい。
これもぼくの例でいうと、住民税等含めて毎月5万ほど会社に振り込んでいます。
結局、手取りとしては15万ほどになります。

それでも、無一文になるわけではないので、最低限のセーフティーネットといったところでしょうか。

これまで元気に働いていたときにきっちり収めていた社会保険料。
うしろめたくなんてありません。
ちゃんと申請してもらいましょうね。



②自立支援医療(精神通院医療)制度の利用

「うつ」通院の費用って、けっこう負担が大きくないですか。
少なくとも、耳鼻科や風邪で通う内科の感覚ではありませんよね。
特に「診断書」の文書料とか。

ぼくの場合、
会社に休職届を毎月提出しないといけないのですが、その際に「診断書」が必要でした。
この診断書が(病院によるでしょうか)3000円です。

この制度は、
「うつ」で通院する医療負担費が通常の3割負担から1割負担に軽減される制度です(「診断書」の文書料は適用されませんけど)。
厚生労働省のHPでは↓

ってわかりにくいです。。。

分かりやすくまとめてくれているのが、こちら↓

です(ちょっと広告が多いですが)。
ぼくは、通院して3ヵ月目ぐらいに看護婦さんから教えてもらいました。
継続的な治療が必要な人」が利用できる制度らしいので、
ある程度通院している人に教えているような感じでした。

あくまで個人的な意見ですが、2~3ヵ月通院しているなら、「自立支援医療というのがあると聞いたのですが・・・」と、尋ねても良いのではないでしょうか。
(いろいろ説明してくれると思います)

この制度を患者が利用することによって、病院側に医療費負担が増えるとかは一切ないので(ちょっと手間をおかけするぐらい)、何も問題ないと思います。

ぼくの実感として3割負担が1割負担になるって、かなり助かってます
(申請後が1割負担になる。3割負担していた申請前までさかのぼるわけではありません。残念ながら)


③傷病手当金支給期間中の市・県民税減免申請

これは、
「傷病手当支給期間中は市・県民税が減免される」というものです。

ぼくはこれを知らなかったんです、5ヵ月目まで・・・。
通常サラリーマンは、前述した通り、市・県民税は給与明細で社会保険と一緒に控除されています。

会社からは何も教えてくれないので、毎月律儀に社会保険料と一緒に払っていました(会社も知らなかったのかもわかりませんが)。

これを知ったのは、協会けんぽ(①の傷病手当でお世話になる協会)に、退職後の傷病手当の申請方法を問い合わせた際に、
ご存知かと思いますが、市民税も減免される場合がありますので
と、たまたま教えてもらえました。
ただし、あくまで「減免を受けられる場合がある」、つまり審査があり適用されない場合もあるそうです。

これも、残念ながら納めてしまった分は返ってきませんので、
休職中で申請をされてない方、まずは、急いでお住いの市町村役所の市民税課にお電話です。


まとめ

うつって症状がひどいときは、本当になにもできませんよね。
それにいろいろ教えてもらえても、頭に入ってこないですし。

なので、ちょっと元気があるときにこの3点、

①健康保険の「傷病手当金」の申請
②自立支援医療(精神通院医療)制度の利用
③傷病手当金支給期間中の市・県民税減免申請

確認してみてください。
(まだ他にもあるかもわかりませんが、すいません、ぼくが知ってるのはこの3点だけです)

周りの人にも頼りながら、少しずつでよいので書類をそろえたり、問合せの電話をしたりしてください。

そして、しんどいときは、ただただ寝ててください。

大丈夫です、時間が経てば必ず症状は改善されますから。

今のぼくが、
以前のようにコーヒーが美味しく飲めるようになったように。


その他、うつのぼくらが知っておきたいことはこの本に↓、


そして、もうちょっと元気が出てきたら、↓

今のぼくは、こんなんですが、それでも「大丈夫です」と言ってくれる本たちです。
勇気をもらえたので紹介しておきます。

よろしければ目次だけでも試し読みくださいませ。

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