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大人が読んでる小学生新聞 2022.4.5 「おやつ」の由来は?

「3時のおやつ」。保育園児からサラリーマンまで、午後3時ごろになると休憩をかねてお菓子を食べる習慣がありますよね。なぜ「おやつ」と呼ばれるようになったのか。その由来の解説です。

「おやつ」の由来は江戸時代の時刻の呼び方に関係がある。

日本では明治5年(1872年)まで、昼の時間と夜の時間をそれぞれ六つにわけていた。日の出前が「明け六つ(あけむつ)」(午前5時から7時ごろ)、日がしずんで暗くなるころが「暮れ六つ(くれむつ)」(午後5時から7時ごろ)。この時間になると、寺で鐘が鳴ったんだって。昼の時間の「八つ時(やつどき)」は午後1時から3時ごろにあたり、ちょっとおなかがすく時間帯。そのときに軽く食べたことから「お八つ(おやつ)」というようになったという説が有力だよ。明治時代に時間などのあらわし方が改められて「お八つ」は「お三時」になったけど、こちらはあまり定着しなかったみたい。

朝日小学生新聞 2022年4月5日

この記事の感想と補足(江戸時代の時刻)

江戸時代では日の出およそ30分前を明け六つ、日没およそ30分後を暮れ六つとする不定時法(ふていじほう)が使われいました。今からすると、なんともおおざっぱな時刻制度ですね。で、その間を昼夜それぞれ六等分して一刻(いっとき)としていました。
なので、一刻の長さが昼と夜で、また季節によっても違ってくる。町の人々は、各地に設けられた時の鐘の音で、時刻を知ったそうです。
今と考え方が逆で「季節」に「時刻」を合わせていたんですねぇ。
なので、季節の変化をより身近に感じられたんじゃないでしょうか。

季節に寄り添う生活がしたいなぁ

よくよく考えると、人間以外の動物は、1日の生活リズムを季節に合わせていますよね。鳥が巣に帰ってくるのは午後6時きっかりではなく、日没頃とか。
それが人間も含めた動物本来の生活リズムなのかなぁ、なんて考えたりしています(人間も江戸時代までそうだったんですから)。
季節に寄り添いながら、日の出とともに起き、日没で仕事を終える。
そんな生活ができたら良いなぁ、と思います。
(出勤中のサラリーマンの皆様、朝からゆる~い記事で、ごめんなさい・・・)

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