【お金の授業】大切なのは増やす前に守ること


現在の日本はここ数十年の間で最も不景気になりました。

ほぼ全ての商品が値上がりし、給料は変わらず、発展途上国に追い抜かされている状況です。
今後、間違いなくこの不景気は悪化するでしょう。

“お金”というキーワードを聞くとみなさん先に“増やすこと”を思いつくかもしれません。

結論逆です。

収入を増やしても手元のお金が減っては意味がありません。
大切なのはいかに手元にお金を残すかです。

やり方は簡単です。
それをただやるだけです。解説します。

1.固定費を見直す

スマホ編

例えばスマホ料金
少し前までは通信量月1万円なんてざらでした。

今では20G 2,980円などお得な格安SIMが増えてきてます。

例えば月1万円の使用量を2,980円にすると
月7,020円の節約、年84,240円もの節約

ちなみに僕はHISモバイル7G 980円の格安SIMを使用してます。
家や職場にWi-Fiがあるのでそれでも十分使用できます。

通信速度は大手より衰えますが殆ど気になりません。

生命保険編

本当にその生命保険は必要ですか?
何が起きたら、どんなときに、どんな条件で保険料が支払われるか理解できてますか?
結果的に保険料の料金が保障内容を越えたりしてませんか?



もしも高額な医療費がかかった時に、日本では高額医療制度という、医療費の大半を健康保険が保障してくれる制度があります。

先日の急な入院と手術で100万円かかりましたが支払いは8万円で済みました

下記の記事で説明してるので参考にしてみてください。

車編

僕は免許が取れてからずっと車を所有してました。

車のローンもきつかったですが何よりも維持費が大変でした。

車の維持費について計算してみました。


車のローン 35,000円(5年ローン)
駐車場代  8,000円
エンジンオイル 1,160円(3ヶ月毎3,500円)
任意保険料 10,000円
自動車税  3,000円(年36,000円)
車検    4,160円(2年毎10万円)

月61,320円も支払ってました。

5年ローンだとすると...
61,320円×12ヶ月=年735,840円
735,840円×5年=3,679,200円

仮に車が180万円だとすると
3,679,200-2,100,000=1,579,200円
5年でもう一台買えるほどの維持費がかかってることになります。


車の維持費はバカになりません。


もちろんお子様がいるお家は車が必須になると思います。

ですが購入する前に、本当にそのレベルの車が必要か?新車でなければダメなのか?一旦考えてみてください。

それだけでも月数万円を節約することができます。

2.細かい支出を減らす

自動販売機でよく飲み物買いませんか?スタバによく行きませんか?

ペットボトル150円、ジュース300円
月5本買うだけで750円、1,500円
年に換算すると9,000円、18,000円

コーヒー1杯450円、季節限定1杯700円
仮に月4杯飲んだら1,800円、月2,800円
年に換算すると21,600円、33,600円

仕事が時給1,000円だとすると20〜30時間働く計算です。


ランチを計算してみましょう。

月平均営業日が20日なので
1日1,000円×20日=月20,000円
2万×12ヶ月=年24万円

グアム旅行に行けてしまう金額です。

たまにのご褒美なら賛成ですが、よく使う方は注意が必要です。
なぜならこの細かい支出が年を通して大半を占める可能性が高いからです。

たった1ヶ月でもいいので家計簿をつけてみることをおすすめします。

支出の見える化で自分が意外とお金を使ってることにビックリします。  

3.NISAをやる

僕はNISAをやり始めて3年、為替の影響もあったので例外の増益もありましたが、
3年で利益30万円ほどでした。

NISAは積立投資ができて、自動的に積立てをしてくれます。
僕の場合は、月5万円ほどクレジットカード払いで積立ていてストレスなくできています。

積立金額は1万や5000円、それ以下でも可能です。

僕は元々1円も貯金ができない人間でしたが、積立投資をしてから資産が3年で500万円になりました。

このチリ積もが何年後に花が咲くのは間違いないです。

4.家

賃貸編

僕は元賃貸管理会社に勤めておりました。

家賃はピンキリで、駅からの徒歩圏や築年数、設備などで大きく金額が変わります。

初期費用に関しても、仲介費1ヶ月分のところや無料、その他オプション代まで取る会社もあり、総額が数万〜数十万変わってきます

『仲介手数料は払わなくていい!』

と言っている配信者もいますが、厳密に言えば正しいです。
しかし不動産会社も客を選ぶ権利があるので、ならば貸さなければいい話です。
あれはあまり参考にしないでください。

“家賃は月収の1/3”と言ってますが、
不動産会社のマーケティングです。
シカトしてください。

賃料は自分の給料の中から無理のない金額を計算して選んでください。

持ち家編

セールスの売り文句で
『現在の家賃よりお安くできます』
というありきたりなセールストークもシカトしてください。

変動金利0.5% 3,500万円35年ローン
毎月90,000円の支払い
になりますが、
それが1%に上がると月98,000円、総額+330万円
1.5%に上がると月107,000円、総額+700万円

ちなみにアメリカは現在金利7%です。

持ち家も新築か中古で初期費用が大きく変わります

新築の場合は消費税がかかります
物件価格3,500万円+消費税=3,850万円

中古物件の場合は消費税がかかりません
その差350万円も変わってきます。

新築には広告費や人件費も上乗せされているので、例えば買ってすぐ売ったとしてもマイナス1,000万円ほどになるでしょう。

新築にこだわりたい気持ちもわかりますが、新築も人が作っているので完璧ではありません。

建ててから5年保証などありますがいざとなると大手でも対応してもらえない場合もあります

僕の友人は某大手住宅会社で建て後、1年後に壁から雨漏りが発生し、5年保証期間内でしたが、対応してもらえず裁判してます。

裁判も100万円以上かかるので、勝ったとしても手間やストレスを考えると大損です。

家は資産じゃないよ

何よりも重要なことが
“家は資産ではなく負債です。”

購入金額より売る期間額が下回る場合は例外なく負債です。

よっぽどの街が発展をしない限り特に新築は購入時以上の値段になることはまずないと考えてください。

それに戸建もマンションも維持費や管理費がかかります。

戸建ての場合


屋根・外壁塗装 10年毎 150〜300万円
給湯器交換   15年前後 30万前後
風呂交換    20年前後 300万前後
キッチン交換  15年前後 200万前後

その他設備類や配管工事費もかかる場合があります。


これは例外ですが台風で屋根が痛み交換事例もありました。(300万円)


マンションの場合

上記の給湯器、風呂、キッチンに加えて、
月のローン支払い以外に、
毎月30,000円前後の管理費・修繕積立金がかかります。

また15年前後の大規模修繕の際の追加修繕費20万円前後が請求される場合もあります。 

所有物だからこそのデメリットもたくさんあり、逆に賃貸の場合は全てが大家さんの所有物なので故障したりしても大家さん負担で修繕をしてくれるのが大きなメリットです。

持ち家か賃貸どっちがいいのか?

これは永遠のテーマですが、僕の意見としてはご自身にとって何が幸せかを考えるのがベストだと思います。

ここまで言っておいてなのですが、お金の面、家の憧れ、将来の不安など全てを鑑みて、結果的に自分が幸せな人生を送れることが重要だと思います。

とてもわかりやすく解説している動画があるのでぜひ参考にしてみてください。


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